麗奈:あら、もう食べちゃった(あっという間になくなってしまい)
小狐丸)美味しくて、箸が止まってませんでしたからね。
美月)物凄い勢いで食べていたぞ。
鶴丸)逆に喉を詰めないか心配だったが、詰めずに食べ切るなんてな。こりゃ、驚きだ。
麗奈:次楽しみにしてるね
和泉守:ありがとよ(デレッ)
美月)さてと、内番も終わってるし、部屋でゆっくりするとしよう。
美月は、立ち上がって自室に向かった。
美月)春の風景を見ながら、ゆるりと行こう。
美月は、麗奈に笑い背中に手を添えた。
美月)春はやっぱり、桜だな。桜の木の下で飲む酒は格別だ。
美月)確かに儚いが、見方を変えれば、その儚く散りゆく姿も美しいぞ。
美月)えっ?どこだ。
美月は、はらおうとするが、見当違いのところを触っている。
麗奈:あそこ、カラフルな花がいっぱい咲いてる!(梅にツツジ、藤など)
美月)春は色々な花が花開く季節だからな。どれも美しいじゃないか。
美月)こうか?
美月は袖を口元にあてて、目を細めて笑った。
美月)よし、私もそれで撮ってやろう。貸してもらえるか?
美月は、ワクワクしながら、言った。
美月)こっち見てくれ。
美月もスマホを麗奈に向けた。
美月は麗奈にスマホを向けシャッターボタンを押した。しかし、長押しした為、麗奈を連写してしまった。
美月)多分、撮れたと思うぞ。
麗奈:今、連写の音聞こえたんだけど?(スマホを確認すると、案の定10枚も連写されていて)
美月)見様見真似(みようみまね)でやってみたんだが、失敗だったか?
美月)麗奈は、1枚撮れるのに、何故私は10枚も・・・?
麗奈:連写だよ。ボタンを長押しすると連写する仕組みなの
美月)そうなのか?
美月は、上手く使いこなせずしゅんとしていたが、麗奈の言葉を聞いて、首を傾げた。
美月)本当に何もかも美しいな。
美月達が花を見て、楽しんでると
太鼓鐘)あっ、麗奈、美月!
太鼓鐘)みっちゃんに、桜の花の写真撮ってくるように言われてさ。二人もか?
美月)春の草花を見て楽しんでいたところだ。
太鼓鐘はキメ顔でポーズをした。
太鼓鐘)これでどうだ?
麗奈:かっこいいじゃない。モデルみたいだわ。美月も一緒に入って!
美月)えっ!でも私はそこまでポーズも知らぬ故に・・・
太鼓鐘)いいから。俺と同じポーズするんだ。
美月)こ、こうか?