「…毘沙門天は開運出世だとか…智慧明瞭だとか。菊の花は高潔、高貴、高尚…ですけど。…あ、次の作業は本当に痛いんで…無理だったら遠慮なく言ってください。」 (そんなことを話しているうちに線をなぞるのが終わったらしく、彼は更に太く鋭い針に持ち変えると先程の線に色の濃淡を付けていき)