できます、私、できますから…、 (命よりも大切な彼を、わざわざ危険に晒すなんてできない。両目から零れつづける涙は止まることを知らず、少しずつ、シャツを濡らしていった。うわ言のようにできるできるとつぶやいても、今自分が泣いていることにも気づいていない、杖を振るのがやっとの状態で出来ることなんてないに等しく、)