……うぅ (人の嘘を見抜くのは苦手だ。今までに何度か彼にそうやって騙されたことはあるが、悉くその嘘を鵜呑みにして綺麗に引っ掛かってしまう。今回だって初めてではないにせよ、何度も同じように騙されてしまうのは彼に対して絶対的な信頼を置いているからだろうか。なんにせよ、本当に彼が傷ついている訳ではなくて良かった。安堵の溜め息をつきながら、騙されたこと自体は悔しいのか少し頬を膨らませて)