おや、何です?私はケーキではありませんよ (彼の傍に立ち、今一度広間を見渡す。我ながら、かなり良い出来ではないだろうか。明るく華やかな装飾でもよかったが、彼も、もう大人に近付いているのだ。それならば大人っぽくもてなしてやるべきだろうと判断してこの装飾に落ち着いた。なにやら下の方から視線を感じて視線を落とせば、どうやら彼が自分を見つめていたようでいつもの嫌味が出、)