MIU404（BL）

…そんなこと言って～志摩ちゃんツンデレだから二人きりの時はやってくれんでしょ…？


（やりませんときっぱり言われてもどこ吹く風。何だかんだで志摩は自分に甘い所がある。人目がある場所だと出来ずとも家では…なんて淡い期待を抱かずにはいられない。緩く首傾げながら屈託なく笑いそう問いかけるも給料日には良い店に連れていけと宣う相手には「…えー…志摩と飯行けんの嬉しいけど俺の給料無くなっちゃわない？置いて貰ってるから家賃も半分払ってるし…志摩ちゃんそんなお高級思考だった…？」一緒に食事出来るのは嬉しいけどと素直に溢しつつ高級料理に縁のない自分は相場が分からず、あからさまにしょぼんとしてじっと見つめる。そんな中あーんした自分に照れからか強めの言葉が返ってくるも最終最後はやはりあーんをしてくれて。量が多いと文句を言われるも表情は緩まりナプキンを探す志摩の手より早く口端についたタレを指で拭い、ペロリと舐め「…志摩だから多めにあげたのにー…ん…、…んまー…これも…勿体ない…あー…」徐に手を伸ばし溢れたご飯を受け止めた相手の手を掴み自分の口元へ引いてはパクリと口に運び手のひらについたタレも舌を這わせて舐め取って）