匿名さん 2020-07-16 23:07:51 |
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>アーニャ
うん、良かった。俺もアーニャの選びたいなって、思ってたから。
( 付き合ってから初めての夏休み。何もしないまま過ぎ去っていくのが嫌で、イベントの予定が経ったことを嬉しく思う。彼女の笑顔は他の人には見せないような愛らしいもの。此処が図書館でなかったのなら、平気で抱き締めていたことだろう。まだ自制心を保てたことに安堵しつつ、頬を緩ませて頷き。繋いだ手をそのままに、荷物を空いた手で持って学校を後にする。涼しい空気から一変、外の湿り気も今だけは気にならなかった。善は急げ、なんてはやる気持ちに釣られるように入った店。ショッピングモールはたくさんのものが揃っていて面白い。早速浴衣を見ようとしたが、誘惑はどこにでもあるらしい。アイス屋を見つけてしまえば、彼女の手をくいと引いておねだりを )
アーニャ、先にアイス食べない?
>ゆーくん
( 己はお洒落に詳しいわけではない。適材適所、彼が拘るのは当然とも言えるだろう。楽しそうに話す内容は右から左へと軽く抜けていって、全然頭に留まってくれない。所謂マシンガントーク、いつもよりも楽しそうな彼。理解出来ないことが悔しかった。専門的な用語はどうしてもわからないし、簡単に学べるものでもないのだ。「ううん、大丈夫!でも、なんか梨々がゆーくんに似合うの選べない気がしてきたかも……!」怒るだなんて器が小さすぎるし、彼が想ってくれていることはちゃんとわかっている。明るいテンションはそのままに、それでも指先をきゅっと握ることで不安を表そう。どうしようか、本当に彼に合うものを選べるのか。ぐるぐると回る思考は止められず、複数の中から選択して貰おうと )
ゆーくん、この中ならどれが良い!?
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