匿名さん 2020-07-16 23:07:51 |
通報 |
>アーニャ
ん……アーニャだ。どーしたの?
( 暖かさに眠ってしまっていたが、ふわりと撫でられる感触と彼女の声にゆっくりと意識が浮上して。そこにいたのは勿論大好きな彼女その人で、姿を捉えると元々とろんとした瞳をすうと細めて。図書館だから静かにしないと、と思うと悪戯も兼ねて彼女にだけ聞こえる声でぽつりと囁くように問い掛け。無論、聞かなくても手に握られたチラシを見れば何で此処に会いに来てくれたのかはわかるけれど。あえて聞くのは彼女がわざわざ来た意味を潰さないようにする為。彼女をからかうのも楽しくて好きだけれど、彼女が自分の為に頑張ってくれるのはもっと好き。学園の王子様が自分のことを真剣に考えてくれるのが、何とも言えない幸福感に包まれるのだ。へにゃりと笑うと、話を促すように片手を包むように握って )
>ゆーくん
ゆーくん……!
( 自分から迎えに行こうとしているも、届いたのは気遣ってくれる言葉。いつだって女の子扱い、否、それよりも上のお姫様扱いをしてくれるのだからどうしようもなく気持ちが高揚してしまう。相変わらず文面を見ただけでもやばいのに、会ったら我慢出来るはずがない。そわそわが止まらず、落ち着かせようとイヤホンで推しの歌を聴き。そうしていても扉ががらりと開く音にはすぐに気付き。「お疲れ様ゆーくん!!!」勢いよくぎゅうと抱き付いてしまうのは反射といっても良いかもしれない。いつだってふわふわしていて良い香りがするのだから仕方無い。めろめろになるのはすべて彼のせいだ。指を絡めるようにきゅっと繋いでは、ゆるりと首を傾げて )
ゆーくん、疲れてなかったらだけど、早速浴衣見に行かない?
トピック検索 |