匿名さん 2020-07-16 23:07:51 |
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> 梨々
だぶるでーと…えっ、そんな、良いのかい…??( 彼女の口から出た言葉を復唱すれば今更と言わんばかりに眉尻を下げ申し訳なさそうな表情を見せるものの、内心では是非ともそうしてほしいと圧倒的感謝の気持ちで溢れかえっているため、お言葉に甘えることとしようではないか。心の中では彼女の恋人へ感謝の気持ちを、口では一言ありがとうと零せば残るはあと一人、誘っていないのは自分の恋人だけである。ここまで彼女がお膳立てしてくれたのだから、未だに引き下がっていては女が廃るというもの。緊張しないわけではないけれど、元気づけてもらったので今なら行けそうだ。自分も彼を誘ってくるという趣旨を述べ、今一度再び感謝の言葉を残し頭を下げると生徒会室を後にし、携帯のトークには『今どこにいる?』とメッセージを送り、校内に彼の姿を探して。)
> りりちゃん
( シャッターの切る音や人の声が飛び交うスタジオ内にて浴衣姿でりんご飴の装飾片手にポーズを決めていくのは星宮悠李、これは彼の名である。いつも通り放課後、雑誌の撮影にて今回のテーマが浴衣デートという事なので夏祭りっぽい色彩の背景バックに次々と写真を撮っていく。ニコニコの笑顔でカメラを見つつ頭に浮かぶのはやはりいつも七、八割脳内を占めている彼女の姿でテーマも相まってか既に頭の中は夏祭りデートの妄想でいっぱい。淡い黄色の赤や橙の小花が散りばめられた浴衣が似合う、あえて水色というのも良いだろうか。水色はでも幼馴染の方が似合うだろう、と脳内では浴衣ファッションショーも繰り広げられており。そんなことを考えているうちに撮影はカメラマンの最終チェックが済めば本日はお開きの時間まで経過していて、制服に着替えるため早めに挨拶をして携帯を見れば以心伝心、夏祭りのお誘い文ではないか。断る選択肢が一切ないため鼻歌混じえ上機嫌になりながら『もちろん!浴衣も一緒に見に行こうね!あと撮影もう終わったよ、りりちゃんは?』と返事をし。)
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