匿名さん 2020-07-16 23:07:51 |
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> 梨々
…っぐす………これに彼を誘いたいんだ。でもどうしても二人きりだとヘマしてしまいそうだし、何より勇気が出ない…梨々、どうしよう…( 促されるように席に着き、彼女の顔を見て落ち着いたのか一呼吸置いては鞄の中から本題であるチラシを取りだし、広げて見せてはため息一つ。自身の幼馴染を誘って三人で行こうとも思ったが、彼にも大好きで愛してやまない恋人がいるし、何よりも自分の彼氏に失礼だろう。頼みの綱はもう梨々しかおらず、藁にも縋るような思いである。学園の王子が情けなく、惨めであるのは重々承知だ。しかしどうしても彼、歩の姿を見ると頭の中はこんがらがってしまい、てんてこ舞いになってしまう。でもいつもいつも彼ばっかりに任せてしまうのは、恋人として如何なものか。私だって喜ばぜてあげたいという気持ちから夏祭りに誘いたい、この気持ちは揺らぐことない。しかし一人では厳しい。彼氏は誰と明かしてはいないが、打開策を享受してもらおうと彼女へ相談をし。)
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