パラボラ　(　締切　)　

ゆーちゃん！卒業おめでとう！！えーっとこれはりひ兄からの卒業祝いのアマギフでこれは凛一からのニンテンドープリペイドカードで、あっいっぱい課金してくださいって言ってたよ！それで僕からもチュンカがあって、
(　今も相変わらずラブラブな友人カップルを微笑ましく思い、数々の思い出を脳裏に蘇らせようとしたところに、本日の主役のご登場に満面の笑みで駆け寄り。当然歳を重ね、多少は大人になっており、しかもこのような祝いの場である。多くの卒業生の両親もいる事だろうと思い切り抱き着くような事はせず、背負っていた大きなリュックから兄弟から預かってきたものを忙しなくぽんぽんと取り出し彼へと渡して。冬休みに実家へ戻った際に兄弟から卒業式も近いからと貰った物である、全く家族総出で可愛がりすぎではないだろうかなんてその時は呆れながらもとても嬉しかったのを覚えている。自分が大好きな人を大好きな家族も好きでいてくれるのはこの上ない幸せだ。お祝い品も渡し終えたところでブレスレットの存在をハッと思い出すも、今この場で渡すのは何となく違うような気がする。二人きりになってから贈ろうとリュックの中で手に掴んだ箱をそっと戻すが、自分の利き手には待ちきれなくて付けてしまったブレスレットがきらりと光り、どこか急かされているような気持ちになり。)

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…あれ、なんか詩乃元気ない？ちょっと休憩してから行く？
(　どことなくぎこちない彼女を気遣うような言葉をかけると繋がれた指をぎゅっと握り返しその表情を覗き込むように屈んで心配の色を浮かべて。自分ばかり浮かれて今日1日振り回すことにならないように少々体調やら機嫌の面では気にしすぎてしまう傾向に珍しくあるのかもしれない。いつも通りならば周りに彼女はそれで良いのかと心配されるぐらいに振り回しているのだけれども。まあこれはひと時の杞憂に過ぎず、全くの早とちりで察してやれと言わんばかり故の態度なのだが、今日ばかりは過保護ぐらいがちょうど良いと少し歩いたところにある新幹線の待合室を指で示して一度つないだ手を離し、彼女の荷物を持って。)ほら、休憩する場所あるしゆっくり気長に行こうよ。何なら少し遅らせてから行ってもいいよ、俺が出すし。時間ならいっぱいあるからのんびり行こう



(　／　遅くなりまして、大変申し訳ありません…！本日出先につきまたお返事遅くなると思いますが、どうか気長に待って頂けますと幸いです…！！)