(誰もいない部屋、代わりにいたのは机の上の日記帳と、その隣に置かれた彼女と同じメイド服を着た女性の写真が入ったロケットペンダント。その隣に乱雑な字で"直ぐに戻る"とだけ書かれた紙切れが置かれていて。時間になればあのメイドはきっかり自分のためにお菓子を持ってくるだろう、そう見越して書き置きを残しておいたのだ。それから数十分後、両脇に本を抱えて戻ってきて、) …ああ、いたのか、