いえ、貴方にお願いしたいんです。どうしても嫌と仰るのなら諦めますけど… (扉の向こうにいる彼には見えるはずもないのに緩く首を振るとはっきりと言って。別にどうしても、という訳ではなかったのだがこうなると意地になっている部分も多少含むが。それでも折角誘ったのだから、と更に畳み掛けるように少し寂しそうな声で確認して)