理性と知能を消耗して生きている そこに善良さは欠片もない、優しい人間なんてはじめから居なかった。 今日も自分の一挙一動が 他人を脅かして生きていく、恐れられているのを感じる。 そこに愛はない じっとりした目つきとその指先を憎らしく思うと、視界が暗転した。 私は確かに、自分の瞼と肋骨に巨悪が蔓延るのを感じているが、それを引き剥がすことを恐れている。 兎に角、悪でありたいと思う。