リンボ%% 2020-06-16 17:27:42 ID:4a16c616e |
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ルイアの一番大好きなものを話してもいいかもしれないという発言に、アルトが反応し、身を乗り出す。ルイアはそんなアルトと目を合わせるが…
オムライスを食べ終わったら話してやる、という発言に軽くずっこけてしまう。
「えぇ??なんだよ気になるなぁ?…」
「まあまあ、アルト…」
口をとがらせるアルトを、ロンは宥める。
嫌そうにしつつも自身の過去を話すスピカ。
すると、さかな王子はお嬢様だったのに何故盗賊になってしまったのかを訊ねた。
「あー…それは……なんていうか…」
「こいつの家が放火にあってぜーんぶなくなっちまったところ、どっかの盗賊に拾われて育てられたんだ。んで、スピカはその育ての親の盗賊に憧れたんだが…そいつが盗賊やめるって言い出したらスピカは反抗してさ、あんたがやめるんだったらあたしが強い盗賊になってやるーってそいつの元から出てったんだって。それで盗賊として自立したってわけ。」
「スピカさんの育ての親の人、スピカさんに盗賊をやめてもらおうと必死なんだけど全然話を聞かなくて…」
「…あたしの人生なんだから何しようと勝手じゃないか…」
口篭るスピカの代わりに、アルトとロンが説明をする。かつて臆病だったスピカは、自身を育ててくれた強くて堂々としてる盗賊に憧れを抱くようになり、自身もああなりたいと願っていた。しかし、その盗賊が盗賊から足を洗うと言い出すと、憧れだった盗賊がなくなってしまうのが嫌だったのか、スピカは反抗したのだった。そして、彼が盗賊をやめるなら自分が盗賊になってやると決意してしまった。
スピカの育ての親は今でもスピカに盗賊をやめて欲しいと願っている。
そんな話をアルトとロンが呆れた様子で話していると、スピカはバツが悪そうにぶつぶつと呟いた。
さて、ルイアとアニマリーの話を聞いた後、ゴゴットはアルトとロンの話も聞きたいと言い出す。
「ん?おう、そうだぜ!えーとな、オレが小さい頃引っ越した村でさ、つい羽目を外しちまって池に落ちちまったんだよな…で、そんなオレを助けてくれたのがロンってわけ!」
「アルト昔からそそっかしかったよね…なんとか助けられたけど、危ないって2人そろって怒られたんだっけ…」
ロンとの出会いについて笑いながら話すアルト。その後、ロンは苦笑いして続けた。
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