リンボ%% 2020-06-16 17:27:42 ID:4a16c616e |
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「そう言ってくれると、ありがたいよ。またどっかで時々会えるといいね」
これからももっと仲良くなりたいという言葉に対して、ルイアはこのようにロンに返す。実はルイアにとっても、その気持ちがあるだけでありがたいのだった。いつも初対面の相手でもフレンドリーに接することが多いルイアは、このやりとりでより親しげな雰囲気になっている。
ルイアがさかな王子と、隠れ場所探しの事で会話していると、アルトも任されていたことを思い出し、スピカはニヤニヤとした顔で面白そうにする。そういえば、ロンとスピカの前でこの話をするのは初めてだ。
「勝手にアルトを巻き込んじまって申し訳ない。ここを出たら行こうと思ってたとこだったんだ。ロンとスピカはどうする?」
ルイアはロンとスピカの知らない間にアルトを巻き込んでしまったことを詫び、二人も一緒に来るかどうかを尋ねる。
ロンの話を聞いて、アルトの反応を確認してみると、顔を真っ赤にさせていて、こちらの笑みに気づくと少しぎくりとして帽子で顔を隠してしまう。ふと察したことだが……どうやら予感は本当らしい。
「くすくすっ。……二人の話は面白いね。どんな風に仲良くなってんのかわかって、聞いてて楽しいよ」
アルトの様子を見て楽しそうに笑うと、ルイアはロンとアルトの二人の話が面白いと告げる。
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