奏歌 翔音 2020-06-11 11:08:38 ID:5762b1903 |
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>雪音さん(in刹那さん)、天音さん
ルカは内心で、(なるほど、刹那さんかぁ……)と納得しながら、自分の招待を素直に明かすのは危ないかも、とおもった。
まぁそう思った理由が……早い話、刹那さんは非常事態のときにやたら暴走してしまうので……混乱を下手に生んでしまう可能性がある。で、もし自分がルカだとばれたら……まぁ、十中八九保護されるか引っ張られるだろう。そうなった場合、果たして偶然的に被害を喰らって、困っている天音ちゃんがどうなるか……
まぁ、察するに普通に遊びにきたはずの天音ちゃん。が、お姉さんが中身が変わり、その事態究明のために動くため、遊ぶどころではない。きっと、それを刹那さんに言及しても……解決にはならないだろう。だからルカが取る手段は……まず、雪音さんにこっそり話すように話す。
天竺さん(inルカ)「なるほど、おおむね事情は把握しました……が、彼女(天音さん)は一般人ですし、子供ですので、事実をアリのままに話したとしても、荒唐無稽な話だと信じないでしょう。なにより、こう言ったことに一般人を巻き込むべきではありません。……私は魔法関連の事情は知っております。そして、斑鳩さん。私は貴方とは初対面であり、この身体の元となってる人のことを一切知らない。……私的には、同じ女性に入れ替わったのが救いでしたが……。あぁ、まだ名前を名乗っていませんでしたね。私は『綿月玲奈』。フリーで活動しているものです……何分最近なったばかりの新人ですので、知名度もへったくれもありませんが。」
予防線は張っておく。今の刹那さんが雪音さんであるなら、嘘を看破する類いの魔法は使えないはず。まず、勝手が違うはずだから。
そして、仮に嘘を魔法なしで見抜けたとしても……そもそも、こっちだって「嘘を隠す技術」ぐらいある。目の動きかたも、自然な仕草だってわかる。それができないと、一人でいた頃は生きていられなかったから。自然な動きには、恐らく見えるだろう。
……が、仮にこれ等もバレたとして、これ以上の詮索を防ぎ、意図を伝える方法もある。
天竺さん(inルカ)「……私は下手に動きません。が、これだけは約束しましょう。彼女(天音さん)のことは私に任せてください。私はここで、予定を壊されたかもしれない彼女を守り、見守ります。……そして、この身体の元の人にも、無事に返せるように立ち回ります。……幸い、彼女からお姉さんの性格は聞き、把握しました。それらしい理由を言って彼女を納得させますので、貴方はそれに乗じて事態の解決に向かってください。私にできることは、それだけです。」
そして雪音ちゃん(in刹那さん)の側からはなれ、それらしいことを天音ちゃんにも聞こえるように言う。
天竺さん(inルカ)「えっと、ごめんね?どうやらあなたのお姉さん、一目惚れした人をたまたまこの遊園地で見つけたみたいなの。で、変な言い訳をして離れたがってるわけね。……私としては、妹ちゃんのために止めてもらいたい気持ちもあるのだけれど……女の子の恋路を邪魔はしたくないわね……どうしようかしら、ねぇ? 」
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