匿名さん 2020-05-28 02:22:46 |
通報 |
牛太郎はその場に崩れ落ちた。
マユ「ねぇ、マユナム。牛太郎無事だって言ってたよね?」
マユナム「」
マユ「なんで答えてくれないの、、、」
沈黙が続く。
その時、
牛太郎「マ…ユ…?」
マユ「牛太郎!生きてるのね!」
牛太郎「オ…レ…モウ…ナガ…ク…ナイ…」
マユ「嫌!死なないで牛太郎!」
マユナム「」
牛太郎は一瞬だけ、人間の時の記憶を思い出してマユの手を握った。
牛太郎「すまない、、オレは、、、オラはあの宇宙人に捕まったせいで自分を見失っていた。」
マユ「牛太郎…!絶対に死なせないわよ!あたしがついてる!なんとかしてみせる!マユナムお願いよ!牛太郎を殺さないで!?」
マユ「無事なら牛太郎を元に戻して…!このままだと死んじゃう!!」
マユナム「牛太郎は、あのままならハナコを殺しかねなかった…ハナコ守るために、マユナムゲンコツした…」
ハナコ「やめろやぁ!俺のために争うのはよせやい!っ!」
ナム「なんとかできないの…Q太郎くん死んじゃう…リカルド!!!」
リカルドは後ろのほうでニヤニヤ笑っていた。
マユ『何笑ってんダィリカルド!』
ハナコ『そうだ!立ち上がり神なら牛太郎を元に戻しやがれ!それと俺の右髪の毛もな!』
マユナム『戻らないよ??』
ナム『あたしのことのキャァーの力で牛太郎を元に戻してみる』
牛太郎『きゅぁぁぁぁぁぁぁああ!』
牛太郎の周りが緑色の光で包まれてナムの力によって頭にできたコブがみるみるうちに消えていった
牛太郎『痛く、ない、.タスカッタ』
ハナコ『俺にも、、やれ?』
マユ「牛太郎!助かったのね!嬉しい!一緒に、また、ノギザカフォーチーシックスのブログを見たり、音楽を聴いたりしようね。」
牛太郎「俺、オレ、アレ、オカ、、シイ、、」
牛太郎の様子がおかしい。
頭の傷は治ったが、宇宙人に改造された頭は治っていなかったようだ。
牛太郎は苦しみ始めた。
牛太郎「うぉぁぁぁぁあ!うぎゃぁぁぁぁあ!」
ハナコ「逃げろ!マユ!ナム!オレが食い止めて見せるぅ!」
牛太郎がまたハナコに襲いかかってきた。
今度は左側の髪の毛をむしるつもりだ。
牛太郎の手がハナコの左頭部に触れそうになった瞬間、変な色のバリアがハナコを守った。
強い衝撃と砂煙が辺りを覆い隠す。
ハナコ「な、なんだ、、?」
砂煙が晴れてきた………。
そこには身長30センチくらいの妖精がフワフワ浮いていた。
ハナコ「え、誰?」
マユナム「マンナムだよ?知らないの?」
マユ『マンナム…?』
マユはキョトンと首を傾げる。
ナム『マユナムと、マンナム、、つまりあなた達』
ナムはマンナムとマユナムを引っ張り顔をくっつけてよくみてみた。
マンナム『兄弟だよ!?』
マンナムは、平然と大胆にそう発言した。
ハナコ『なにぃぃぃぃぃ!?お前ら男!姉妹ぢゃないのかよぉ!てか俺の髪の毛!』
マユナム『無事だよ!?』
マンナム『ハッハッハ…コワイ、コワイ、ただの噂じゃ』
リカルドはニヤついていたが驚きの表情も垣間見られた。
牛太郎『お腹すいた』
ナム「てかさ、リカルドなんなの?」
ナムはマンナムやら、なんやらでパニックなっていた。
終始笑ってるリカルドに怒りそうなっていた。
マンナム「牛太郎は無事だにゃん?」
マユ「牛太郎…!大丈夫!?」
牛太郎「グワッ!かっかっあ!!!!ひゃっひゃっ!」
リカルド「はぁ、お腹痛すぎwwwwそろそろ宇宙人くるっぽい」
空がいきなり暗くなり始めた。そして、大きなUFOが突如出現したのだ。
マユ「で、でかい……こんなのに立ち向かえってのカイ??」
ナム「リカルド、何かアドバイスとかあれば…あり?リカルド!?」
リカルドはもうそこにはいなかった。
危険を察知してしれっと逃げてしまったのだ。
牛太郎「ぐわははははは!!!!!」
また牛太郎はおかしくなっていた。
マユ『リカルドなんなのよ!あいつ絶対許さない!』
マユは足をリカルドがいた位置にぶん投げ威嚇をした
ナム『やばい!牛太郎がまた!暴れてる』
牛太郎はみるみるうちに目が充血をし少しこぶができたとこ
ろを撫でて泣いている
ハナコ『っちきしょう、おいらの髪の毛は治んねぇのかよ!』
ハナコはマユナムを睨みつけもう片方の髪の毛のある方をじっと見つめていると、UFOの中から見たこともない生物が降りてきた。
マユナム『あんたたち、、誰?』
謎の使者『ギガギガ ケケケ?』
マンナム『ここにはいないよ』
全員『っえ!?』
牛太郎『ガゥアガっ、立ち話もなんだね!?』
謎の使者2 「ポポ パッ キペポ?」
UFOの中からもう1人の使者が出てきた。
マンナム「そいつは、裸だったか?裸だったよ!」
ハナコ「おい!ちょっと待て!なんでお前言葉がわかるんだ!?俺の髪はどうなるか聞いてくれ!」
リカルド「元気そうぢゃん!?」
マユ「リカルドどこ行ってたの!?」
ナム「もう逃げないで、事情を説明して!」
みんなが心配をする中、時速300kmを超えるすごい勢いでマユナムがUFOに激突した。
全員「!??」
UFOはマユナムのせいで直径100メートルほどの大穴が開いてしまった。
宇宙人たちは大急ぎで穴を塞ごうとしている。
宇宙人1「ヲイ!イソゲ!オイラタチワチキュウノクウキスエナインダ!!」
宇宙人2「ソンナコトイッタッテ…テカコイツナニモンダァ!?」
マユナムは自分で突っ込んで行ったにもかかわらず頭に3つのお星様をクルクル回してぼけっとしている。
ナム「マ、マユナム!!無事なの!?!?」
ハナコ「マユナムは…もしかしたら…」
マユ「そ、そんなの…嫌ぁぁぁ!!!!!!!!」
マユナム「無事だよ??」
マユナムは、目をくるくる回し頭には星やイモムシがくるくると回っている(混乱中)
マユ『無事なの!?ほんとに!?』
リカルド『無事だよ!?』
ハナコ『お前!どこ行ってたんだぃ!まず洋服着ろや!』
ハナコはリカルドの頭をコツンと叩きリカルドは目を回してしまった、すると、、
宇宙人『ピパ、、パパ?』
宇宙の使者『パパ、、カパピ??』
宇宙人たちはリカルドを見つめて何かを話し合っている
ナム『パパなの!?』
マンナム『こいつはリカルドだよ、裸出っ歯ネズミ』
宇宙人『キパーーーーーァァァァ』
宇宙人たちはリカルドを捕らえ一斉に囲み始めた、リカルドはみるみるうちに体が薄くなってきている
牛太郎「オデ…恨み晴らすべからず…」
牛太郎はゆっくりとマユナムに近づいてきて、弱ってるマユナムがチャンスだと思いやり返そうとしていた。
ハナコ「おいてめえ!いくらなんでもそいつは卑怯じゃねえのか!俺の髪の毛返してくれ?」
牛太郎がマユナムに襲い掛かろうとした瞬間、
マユナム「お前黙れ??」
と、握り拳を見せつけた。すると牛太郎は黙って木の影に隠れてしまった。
リカルド「ケケケ…ケ ケケ」
リカルドはそういい、薄ら笑みを浮かべながら姿を消した。
マンナムは石ころを蹴って遊んでいる
ナム「なんかみんな、おかしくなっちゃってる…?」
ナムは不安そうに辺りを見渡した。
大穴を修理しようと試みている宇宙人、マユナムの拳を見て怯えている牛太郎、石ころを蹴飛ばして遊んでいるマンナム、大事な時にいなくなるリカルド……。
このまま地球は乗っ取られてみんなおかしくなってしまうのではないか……。
そう考えるとナムは不安で不安で仕方がなかった。思わず涙がこぼれそうになる。
マユ「ナム!アタシがついてるわ!大丈夫だわさ」
そう言ってマユはナムに笑みを浮かべた。
ハナコ「俺だって髪の毛は無くなっちまったけど、まだまだイケるぜ!ぐふふふ」
マユナムは目を輝かせながら牛太郎を木にくくりつけている。
マユ『なにやってんのよ!マユナム!』
マユはマユナムの手をとって往復ビンタをし続けた。
宇宙人『ピパコレパチガシャ??』
マンナム『それは地球にはないんだ。もしかしたらリカルドが知っているかもしれない』
ハナコ『リカルドめ今度あったら噛み砕いてやるぜ?ぐはははははははは』
ハナコの温度は80度近くに上がって煙が上がっていた
ナム『ハナコ大丈夫?!あんたおかしいよ』
牛太郎『解いて?』
空が真っ暗になり地球は闇に包まれた
マユナム「ごめんね?」
マユナムは往復ビンタされた後、握り拳をグッと堪えて謝った。
牛太郎「二度と生意気なことするんぢゃねえってんだ!」
マユに紐を解かれた牛太郎は捨て台詞のようにマユナムにそう言った瞬間、ゴツン小石を誰かにぶつけられた。
牛太郎さん「痛え!クソやろう!」
しかし、マユナムはマユと話しており石を投げたようには見えず犯人はわからないままに終わった。
マンナムは石を手で宙に浮かべたりして、後ろの方で宇宙人と話しながらニタニタしてこちらをみていた。
しかし、急に空が真っ暗になりみな話をやめ空をみた。
ナム「なにこれ…」
ハナコ「おいおい!やベンチャーねえのか!」
宇宙人「ゲリラ豪雨?」
牛太郎「立ち話もなんだねっ!?」
真っ暗で不安を誘う空の中から徐々に何かがこちらに接近してきた。
ハナコはこれから始まる戦いに武者震いをし、指をポキポキ鳴らしながらこう言った。
ハナコ「うぉい、のびたぁ!お前のものは俺のもの、俺のものも俺のものぉぉぉぉ!」
あまりの興奮に頭のネジが外れてしまっているらしい。
ナム「ハナコ、落ち着いて。こういう時は冷静にならなきゃだめ。」
ナムのマジレスはハナコの耳に届かない。
その時だったー。
誰かがハナコの残っていた愛しい愛しい髪の毛が誰かの手によって根こそぎもぎ取られてしまった。
あまりの痛みにハナコは我に返った。
ハナコ「痛えな、このやろ…お、おれの大事な髪の毛が…無い…??」
ハナコは辺りを見回した。マンナムの口から黒い髪の毛のようなものが垂れ下がっている。
マンナム「この黒いそば、んまい!!」
ハナコは、マンナムをじっと見つめまず何が起こっているのか状況を確認するのに5分かかった
ずっと黙ってマンナムを見つめていたハナコはやっと状況を理解したのかわからないが急に大粒の涙と共に地面に穴を掘り始めた。
ナム『やばい、ハナコ!やめて!』
もちろんハナコの耳には入らないそれほど無我夢中にものすごい勢いで穴を掘り進めていく
穴をずっとニタニタしながら覗くマユナム掘り出した土を少し中に戻したりしてクスクスと笑っている
そんな状況でも何者かは暗い闇から接近してきている
牛太郎は焚き火を始めていた。こそこそと誰にも見つからないように何かを持ち込んでいるのをマユが見つけ
マユ『こら!牛太郎!なにしてんだぃ』
牛太郎の手から奪い取り見てみると沢山のマシュマロだ
牛太郎『オデノ オヤツ』
宇宙人『イジパジ、、ギギギ』急にこっちを見て目を赤く光らせている
その様子を透明になりながら、木の上から見張ってる1人の獣がいた。
そう、この事件の原因。立ち上がり神リカルドだ。
リカルドはハナコのツンツルテンの頭を見て笑いが堪えきれず木から垂直に落下しハナコに激突した。
リカルド「サンプラザ中野くん?」
ハナコ「くそっ!くそっ!なんで、俺は親を助けたいだけなのにこんな目に合わないといけねえんだ!?ちくしょう!うわああああん」
ハナコはただ親を助けたかっただけだった。あの日両親を謎の奴らにさらわれてから、ただ一心に明くる日も明くる日も両親を探し続けた。
そして、立ち上がり神に出会いプリレンジャーなら親を救えるとそう信じて戦ってきた。
なのにどうしてこんな目に合っているのだと涙が止まらなかった。
マンナム「ごめんね?マユナムもマンナムも謝るヨ話聞くヨ?」
ハナコ「謝ってくれてサンキューな…俺は親を助けたいんだ、一体全体俺の親はどこにいるんだ!」
マンナム「あんたの親はリカルドが殺した。」
全員「!!!!!?」
宇宙人は涙を流している。
ハナコ「ど、どういう事だ!?説明しやがれこの野郎!!!!」
ハナコは突然の告白に取り乱している。
マンナム「もう一度言うよ。あんたの親はリカルドが殺した。」
マンナムはニヤニヤ笑いながらチラチラリカルドの方を見ている。
ハナコ「うぉぉぉぉぉ!!てめえ絶対ゆるさねぇ!!!」
ハナコは怒りのあまり我を忘れてしまっている。
リカルドに向かってとりあえず小石を拾って投げつけているが、リカルドはニタニタ笑っている。
マユナム「全然当たってないよ??」
リカルドが本当にハナコの両親を殺したのか
宇宙人「コイツ…ノ ショウタイ… ギガ…」
宇宙人が一生懸命何かを伝えようとしているのにマンナムとマユナムがショートケーキを持ってきたためそっちに少し気が取られてしまう
ハナコ「おい!!!その正体って何だよ!教えてクレヨン」
マユ「ハナコ…あたしたち騙されてたのかな??」
牛太郎も少しずつ正気を取り戻したのか、黒い煙に包まれた空を見つめて一つの涙をこぼした。するとその涙が光を放ち一面白い光に包まれた。
ナム「何なの!眩しい!!!みんな!!」
目の前は明るい光に包まれたため何も見えなかったが微かに目の前に裸っぽい狼が立っており何か囁いている
謎の裸の狼「ただいま」
トピック検索 |