翠亞 2020-05-25 00:34:01 |
通報 |
Name / リディア
Race / 亜人
Age / 27
Gender / ♀
Temper /やや引っ込み思案で言葉足らずかと思えば、その分は全て行動で示す娘。それ故に何か大きな感情の波が起こった時はどうなるか分からない危うさを持つ。善悪の区別は相応に持ち合わせている。非常に慈悲深く困っている者や孤独に苦しむ者は放っておけないお人好しの節もある。しかしながらそれは自分も愛されたいという願いの側面であり注いだ分だけの愛情が返って来なければ拗ねてしまう幼い一面も。
Height・Weight / 163cm ・54kg
Face / くっきりとした二重瞼で虹彩はアンバー。右目の端に小さな泣き黒子が有る。あまり日焼けしておらず色白の肌を持つ。
Hair / 夜の様な青みがかった黒色の髪をしており、左分けの前髪は瞼にギリギリ掛からない程度。緩やかなウェーブのかかった後ろ髪は胸を覆い隠す程度の長さで普段はポニーテール。空気を含みふわっとした軽い髪質。
Body / 平均的で年相応の女性らしさがある体、しなやかな筋肉のつき方をしている、
Clothes /服装は襟ぐりの深い袖なしのボディスにハイネックの白いブラウス、黒地に青色のチェック模様の入った膝丈のスカートに浅青色のエプロン。いわゆる中世の村娘風の服装。月魔の黒い毛皮を加工したファーストールを羽織ったり、外を歩く時はパンツスタイルである事も。
唯一の装飾品である薄紫に色づく雫を模した硝子のネックレスはウィアドとの揃いの品。
混ざった獣の血は黒豹。漆黒のすらりと長い尻尾と猫より僅かに丸みを帯びた耳を持つ。
Arms / 彩銀石製の短剣、刃渡りは40センチ前後。鋼製のナイフ。
Wonder /
Notes / トゥイリト村の貧しい農家の生まれ。まだ言葉も話し始めたばかりの頃に病で両親を亡くし同じくトゥイリト村に住む親戚に引き取られた。それ以降はごく普通に育てられて来たものの、親戚夫婦に子供が授かってからは微妙な疎外感を感じて来た。*
三女神は在るのが当然の存在であり自身はそれ以上の興味を持っていなかった。けれども“彼”の進む道に着いて行く内にある程度の知識と関心は出てきた模様。
十年程前までは運動は可もなく不可もなくと言った感じだったが柔軟性が元より飛躍的に伸びた。現在は木登り等が可能。
ひそかに賭け事全般に強い。女性の割によく食べるが料理はそこまで得意じゃない。
like /湖、美味しい料理、音楽
not good /炎、犬、匂いのキツい物
dislike /寒さ、音痴、乱暴な人
ウィアドへの感情 /憧憬、或いは依存
幼い頃から共にいる家族同然の代わりなどいない人物。きょうだいの様な存在。?雛鳥が初めて目にしたものの後を追うように彼の後を追いかけているのは憧れかそれとも別の感情か。?ウィアドの持つ想いは一切気が付いていない。
Prologue / >【 恋慕 】
( 只管に怖くて仕方がなかった。村の方から響く悲鳴も、少しだけ見えた燃え盛る青い炎も、目に映る全てが、耳の中に流れ込む全てが、怖くて怖くて、それでも何かに引き寄せられる様に、惨劇の中心、村の中へと足を進めた。足は駆け出す一歩手前の様な速さで動いているし、手は無意識の内に短剣を掴んでいる。それでも脳は理解することを拒んで、未だに見間違えである事を祈っていた。一秒が十分にも感じる様な、長い長い道のりを終えて村の中へと足を踏み入れる。途端にひとつ火花の爆ぜる大きな音に身を竦ませてウィアドの背後へと隠れた。火は苦手だ──それは、獣の血が流れる体を持って生まれた定めだろうか。目を固く閉じて時が過ぎるのを待って、暫くしてから薄らと目を開けた。ウィアドが動かない。いつもなら、何か言ってくれるのに。冒険の間も危険な目に遭わなかった訳じゃない。そんな時、いつだって励ましの声を掛けてくれたのは彼なのに。 )
「────ねぇ、ウィアド?」
( 恐る恐る声をかけても、彼は動かない。美しいエメラルドの目を大きく見開いて、ナニカを見ている。その横顔が照らされているのは炎ではなく、各々の持っていた彩銀石製の武器が輝いているせい、その意味も考えずに其方へと視線を向けて───かちり、とどこかで音がした。その"ひと"と目が合う。何の邪心も虚飾もない、向こう側の世界が透けて見えそうな程澄んだ紅の瞳。そこからとめどなく流れ、白い頬を伝う涙が酷く綺麗で、美しくて、思わず手を伸ばす。足を前に出す。頭の片隅で警鐘が鳴る。心臓が痛い程早く鼓動を打つ。コレをそんな目で見てはいけない、コレは危険な物だ、逃げろ、と。それでも、それでも溢れ出る感情を押さえる事は出来なくて、吸い寄せられる様にまた一歩、一歩と近づいて行く。美しいと、綺麗だと、そう思う。でも、この感情は決して崇拝じゃない。だって──私は、この"ひと"が欲しくて仕方がない。いきなり咲いた純粋な欲望はまるで閃光の様で目が眩む。心が燃えて、燃えて、押し潰そうとしても後から押し寄せる衝動に身震いする。耳を塞いで、自分の心の音だけを聞いて、そこまでやって、漸く気がつく。嗚呼───これは、"恋"だ。 )
トピック検索 |