どこかの村娘 2020-05-24 21:37:08 |
通報 |
>>All宛
(/背後が中々こちらへ訪れることが出来ずに遅くなってしまい申し訳ございませんでした。今更ながら絡み文を置かせていただきます、少しでも原作様がお好きな方、またこのトピにご興味を持っていただけましたらご参加をご検討くださいまし!最初の文ということで、世界観確立のため長々と失礼をいたしますが御容赦ください)
(それは数日前のこと。任務帰りの夜道を足早に駆けていた時のこと…すぱんっと音を立てて足元に開いた真四角の穴、その奥底でちらつき光を放つ星にも見える橙、そして落ちる視界で閉じた白く茶色い格子の襖_咄嗟に受身を取ろうと捻った身体は運良く近くの畳へ転がった。辺りを見回してみても、まるで御伽噺の世界のよう。明るく、暗く、息も喉に絡みつくような重たく香る血の匂い、死の匂い…それに混ざる仲間の匂い、気配。そんな少しのものを手繰り寄せるように、身体を起こし、この奇妙な城を歩き回ることに決めたのが数日前だったわけなのだが…未だ誰にも、何にも遭遇しないのだ。手当たり次第に開いた襖も琵琶の音に別の場所へと転じる。最初のうちは体力も温存できていたが、今では一戦分の余地でせいぜいだ)
…今日は此処を開いて最後にしよう
(誰にともなく呟いて、目の前の襖に手をかける。はてさて、味方が出るか蛇が出るか…それともまた何も無しか。ぐっと割り開いた襖の先、ついっと暗く淀んだ瞳を向け)
トピック検索 |