とある設定厨 2020-05-22 16:00:16 |
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≪ プロローグ ≫
( ――それはおよそ十年前のこと。非力なヒトは常軌を逸した未知なるチカラ、【奇跡】に目覚めた。ヒトと共存する亜人は奇跡を得ず、代わりに人知を遥かに超えた膂力に覚醒した。同時期、【彩銀石】と呼ばれる特殊な鉱石が発掘され、それは強固な月魔の外皮をも貫く硬度を持っていた。こうしてヒトと亜人は、稀にどこかから迷い込み、家畜や人里を襲って暴れる月魔を駆逐する術を、ようやく手に入れたのだった。)
( ――そして現在。夜明け前、まだ日の昇らぬ暗闇の中。日輪の代わりに銀月の輝く凪いだ夜、君は相棒であり親友であるウィアドと共に、三大女神の謎を探る旅路を闊歩していた。次の目的地は二人の故郷であるトウィリト村、大陸中を巡った疲労を癒す小休止のため、懐かしい場所を目指していた。――刹那、巨大すぎる蒼い火柱が天を焦がす。紅い稲妻は轟音と共に大地を穿った――そこはまさに、君とウィアドが生まれ育った村の座標。二人は慌てて村の入り口へと急ぐ。そこで目にしたのは、想い出の家屋や、親切だった近隣の人々が跡形もなく燃え盛る地獄の光景。耳を劈くのは、命を食らい尽くす火花が爆ぜる音と、響いては消えてゆく断末魔。そしてその地獄の中心に立ち、青い焔を絶望と共に撒き散らす、黒い翼を持った長身のナニカの姿。君とウィアドの気配に気付いて振り返ったソレは、白い額に三日月の紋様を携えていた。そうして男とも女とも思える美しい顔を虚無に染めながら、紅い双眸から静かに涙を流している。ウィアドの腰に佩かれたシミター、彩銀石製の刀身は、ソレの強大な魔力を感知しありえないほど鮮烈な、原色の赤に輝いている。ウィアドはあまりの衝撃を受け止め切れずその場で目を見開き、シミターの柄に手を添え硬直している )
>■分岐①:君が黒い翼のナニカに抱いた印象とは?
⇒「 憤怒 」「 恋慕(一目惚れ) 」「 恐怖 」から選択、ロル中で行動に表すこと
>お待たせ…したのかどうかは分からないけど。レス解禁、気軽に来てね!!
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