島の関係者 2020-05-10 19:57:49 |
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【両儀式】
>>新崎時雨
(怯えている。そう直感で知った。微かに、気のせいだと言われてしまえばそこまでの震えを含んだ声で告げられる内容は言葉を選んでいる、というよりは何を言えば正解なのか迷っている、と表現する方が適切か。肌触りの良い手袋越しに小さく頭を振る少女の手を包み込むようにする。──そこで、不思議なモノを見た。暗闇の中、何かの唸り声が響いている。そんな場所で小さな子供が何かを書き綴っていた。それを俯瞰の位置で眺める。画用紙に書いていたのはたった一つだけ。『信じるな』。それを理解した時に分かってしまった。何かの唸り声だと思っていたそれは、信じるなと何度も何度も繰り返す声が反響しているだけだと。見えたのはそれだけ。子供の表情は髪に隠されて見えなかった。──ふ、と意識が戻る。サーヴァントの器に押し込められたせいで上手く制御出来なくなった眼が見た光景だと遅れて気が付いた。此方の時間では十数秒程度か。少し気怠いし判った事だって少ない。サーヴァントになる前は考えられなかった経験。それでも知らないという事が楽しくて小さく笑う。そうして面の奥にある筈の少女の目をじっと見つめ、歌うような調子で呟き)
──バカね。自分で決めればいいのよ
【鞠付遥人】
>>新崎時雨
うん、それは嫌だな。色んな意味で迷わず浄土に行けそうだ
(緩く眉を下げると困ったように微笑みながら言葉を返す。実際そんな状況があればお互い迷うことなく刃を向けているのだろう。魔術師同士、それも聖杯戦争に参加すると理解しているのだから。お互いプライベートな部分に踏み込まなかったのもそのせい。それでも交流を持ったのは新崎の家にまつわる噂が気になったせいだったな、なんて昔のことを少し思い出して。─と、守るという言葉に微かに顔を顰めると小さく唸り、「…あまりにも情けないから遠慮しとくよ。ま、一人より二人の方が声も掛けにくいだろ」そう言って肩を竦め)
>>つらら女
金の問題じゃ無いんだが…
(あろうことか人目の多い場所での力の行使、敵対しているかもしれないマスターに向けての誘い。英霊と呼ばれるにはこういう豪胆さがいるのかもしれないけど、俺には無理だな、と微かに痛む頭を押さえながら氷柱で綴られた文字を眺める。何というか、緊張感に欠ける相手だな、というのが正直な感想。クラスは知らないがバーサーカーではないだろう。これ以上ここで悩んでいてもどうしようもないし、と諦めると店内へと入り。声をかけてきた店員を適当にあしらってからサーヴァントの方へと足を進めて、少し距離を保ったまま声をかけて)
お誘いどうも
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