島の関係者 2020-05-10 19:57:49 |
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>無蔵千景
───私に何か用でも?(どうやら、彼女の存在に気付いていたようで、ぴたり、と足を止めれば振り返る。そして上記を尋ねるわけだが、その声には抑揚などは存在せず。表情すらも面を付けているため窺えないだろう。「面倒事ならば、日を改めていただきたいのですが。」此処には人が大勢いる。そんな所で何か行動でも起こす気か?と同じ、魔術師であり、聖杯戦争に参加している彼女へ暗に伝えれば距離を保ったまま様子を伺って。)
>両儀式
成程…散歩は健康にも良いですからね。
(相槌を打てば上記を告げる。然し、注目するのは"今は"と言っていたことだ。何かしら裏があることは確実となった。表情を緩める彼女とは対照的に面の下で浮かべていた笑顔が消えて行く。詳しく追求されなかったのは助かったけど、考える事が多すぎる。そう心の中で洩らせば、小さな溜息にも似た息をそっと吐きだした。言葉から察するに、矢張り彼女はサーヴァントと考える方が無難だ。マスターは近くに居るのだろうか、そもそもクラスは、どういう英霊なのか、グルグルと疑問が頭の中で渦を巻く。考えていても埒が明かないのは直ぐに気づいたが、それでも考えずには居られない。思考の波に飲まれかけていた時、投げ掛けられた疑問。思考を中断すると、伸ばされた手へ…手袋に触れるその手に、視線を下ろした。──私が簡単に触れることを許すなんて…、これでは、亡き両親に怒られてしまう!でも、でも今は、対応をしなければ──そう自然に、自然に!「暑くは…無いかな。これでも結構薄着だと思ってるし…、」過去の、両親の事が頭を過り、固くなった身体。幼少期の頃をフラッシュバックしながら絞り出した声はわかりづらくはあるが、僅かに震えていて。自身はそれに気付かないまま、彼女を見据えた。興味津々、といった顔で手に触れる彼女からは矢張り敵意を感じられない。今は、出方を伺うしかない。嘗て、自分以外を信用するなと叫んだ両親の記憶が蘇り、それに耐えるように目を固く閉じ、彼女が目の前に居るにも関わらず小さく頭を振って、)
>鞠付遥人
そうですねえ、敵意が少しでもあったら躊躇い無く一刺ししたかも。
(相も変わらず薄っぺらい笑顔で言い放てばナイフを突き出す様な動作をして見せた。遠回しな敵意の確認だが、今の所、互いに戦闘は望んでないと知ることも出来たし、良しとする。護衛の単語に純粋に首を傾げ「私を…?、相変わらずお人好しなんですね遥人さんって。今後、敵対する可能性だってあるのに。」当たり前の事を告げると抑揚のあまり無い笑い声を上げ、こう最後を締め括った「それに、護衛が必要なのは遥人さんじゃないですか?私の体術で変質者から守ってあげますよ。」冗談で言っているのか、本気で言っているのか。それの真意が分かるのは本人のみだろう。)
>神祇小梅
(彼女を見定めるかのように真っ直ぐと見据える。此処は自分の管轄でもあり、思い出が沢山詰まった町。もし、手を出すというのなら容赦はしないと心に決めていて、沈黙を保ったまま返事を待った。が、どうやら己の姿に酷く驚いた様子。背後の地面を踏んで焦った様な表情を浮かべた…かと思えばほっとしたような顔に変わった彼女。これが書物で読んだ百面相か、なんて冷静な感想を一人心の中で零し、彼女の背後をじっと見つめた。「…。」まあ、何かしらある事は間違いない。あの焦り具合からして罠か何かでも───なんて、予想をしていたのだが、問い詰める前に本人から答えが明かされてしまった。「……普通、誤魔化すとかしそうだけど。」自分であれば起こさないようなミス。これも作戦か…?なんて一瞬戸惑い、警戒の色を強めるも、彼女の様子から演技でもなんでもなく、本当のことを話しているだけなのだと知る。───魔術師らしくない。これが、彼女に抱いた印象だ。警戒している方が阿呆らしいと溜息を零して「貴方の様な人が聖杯戦争に参加するなんてびっくり…一応確認するけど、此処で暴れるつもりはある?あるなら、見逃せないけど。」万が一、敵意があっては困る。此処は北の町。勝手は知っている。魔術を行使して氷の槍を作れば相手に突き付けながらそう尋ねて。)
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