島の関係者 2020-05-10 19:57:49 |
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【神祇小梅】》ALL
……はぁ、はぁ……まだ真っ直ぐには飛ばないか……(ここは北の街、見ての通り年中雪が降り、一面の銀世界と家屋の暖かな光。寒空の中、濃い緑のカーディガン、白いフリース生地の長袖のシャツ、ジーンズ生地のミニスカート、黒のニーソソックスに厚手のモコモコのブーツ。カーディガンの上には内側が羊毛になっているのジャンバーでその上にトレンチコート、更に防寒着と重ね着の集大成に厚手の手袋と毛糸の帽子の重装備を身に着け白く荒い息を吐く。何故かというと、私はこの北の街の空き地で人払いの魔術使い、その中で持参してきた段ボールを置き同じく持って来た空き缶を横一列に並べ、更にウチの庭から拝借した小石を用い、覚えたての変化の魔術を使用して真っ直ぐ的(空き缶)に正確に当てる鍛錬をしている。私はまだ弱い、今他の7家の人達と太刀打ちする事になったら軽くひねられてしまうだろう……。お兄ちゃん達や7家の人達は生まれた時から、魔術師の修行を積んで来たんだ。
私はそれよりもっと遅く三か月前から修行を始めたのだから、私がお兄ちゃん達に辿り着くにはその倍の努力を重ねるしかないのだから…それと此処は架蔵と新崎の家の領地で私の家、神祇は西の街。本来なら自分家の領地内で修行するのがいいんだけど、私が此処で修行してるのは目的がある。)
それは私のサーヴァント・ランサーのつーちゃん(小梅命名)の特性とこの土地が噛み合ってるから、私じゃ充分につーちゃんにサポートしてあげられない、だから最高に活躍できる場所を選んで妥当だと判断して此処等辺の宿を拠点につーちゃんの陣地作成で砦を築く。これで防御の備えは完成、あまり戦いたくなくても備え万全にしなくちゃね。(そう思い尚も魔術の鍛錬に身をやつす。)
(》新崎家の中の人様。
此方こそ私めの不手際で御迷惑をかけるやもしれませんが、宜しくお願い致します!)
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