大好きの反対、の反対。〆

善逸さん、私の為に素敵なお部屋をありがとうございます。最初なので背後にいる方にお願いした方が良いか迷いましたが、善逸さんとお話がしたいとわがままを言って私からお声掛けを。

（恐る恐る入室すると初めて見る場所なのもあり、興味津々な様子で室内を一度見渡し。だが直ぐに正面向くと笑顔で御礼を伝え ）

学パロはもちろん楽しそうですが、ifストーリーや鬼滅のキャラの名前を借りた現パロ（学生・社会人設定）なども興味があります。もちろん善逸さんの意見も訊いて最終的に決められたらと私は考えていますので。これは背後にいる方からの伝言なのですが、進行は此方も下げ進行の方が良いですか？と言っていました。

禰豆子ちゃーん…！
良いの良いの、俺がしたくてした事だし。でも禰豆子ちゃんにそう言って貰えて頑張った甲斐があったよ。
俺もこうして禰豆子ちゃんとお話し出来て嬉しい…、それじゃ早速入って入って?適当に御菓子とか用意しておいたから寛ぎ乍色々と決まる迄お話しでも！

(嬉しさの余り扉の音と共に立ち上がると、想像通り彼女が室内入室して来て。其の姿を捉えるなり全力で手を振り駆け寄れば彼女の手をさり気なく握ってデレデレし乍室内の中央の席へと手を引き案内し)

俺は取り敢えず学パロか原作の世界観でーって安直に考えててこうしたい！みたいなIFは考えてなかったんだけど禰豆子ちゃんは何かしてみたい事とか具体的にあったりする？
勿論ね、勿論禰豆子ちゃんの意見が俺の中の絶対だからもし提案があればそれを尊重するんだけど！一応、俺の中では鬼舞辻を倒して残りの鬼を柱として殲滅していくと同時に人間に戻った禰豆子ちゃんに猛アタックする内容みたいなのを想像してたんだ。あくまでも一意見としてね？
他の設定とか考えるのも好きだからしたい物があったら一緒に考えて行こうね。
どうしようかー…ネタバレは基本しないから下げにせずとも良いとは思うけど。あんまり上げとく利点も無さそう…俺があんまりミスしなくなるくらい？

お菓子とお茶まで……何だか悪いわ。善逸さん、私にお菓子とお茶の御礼をさせてもらえないかしら？

（手を引かれるままに椅子へと腰掛け、テーブルに置かれた菓子とお茶を見ては申し訳なさそうに見つめながら御礼の提案をして）

善逸さんが考えた想像のご提案、とても良いと思います。しかしあの……背後にいる方の知識は単行本（19巻まで）だけで善逸さんに会話を合わせられるか心配しているようで。善逸さんから猛アタック……とても微笑ましいので悩んでしまい。どうしましょう……私は善逸さんとこうしてお話ができるだけで嬉しいので、やってみたい事など深く考えていませんでした。もちろん学パロも善逸さんとなら楽しめそうですし……現パロで私が不慮の事故で記憶喪失になり、善逸さんが記憶を取り戻そうと必死に。こういうのはどうでしょうか？
わかりました。では、進行は下げずにそのまま進めましょうか！

あと俺も禰豆子ちゃんと話したくて仕方なくって、背後はしっしって追いやっといたから！二人きりだよー…うへへ。
えっえっ、御礼なんて…！俺が禰豆子ちゃんにしてあげたいだけなのに…、でも御礼、かぁ。禰豆子ちゃんが俺の事考えて俺の為に何かしてくれる…って考えるとそれだけでもう幸せ。

(彼女の傍に居られて、尚且つ手も握ってしまって。これ以上にない幸せに頬は緩みきり情けない表情のまま微笑み。御礼の提案等されると思って居らず瞳丸くすると気を遣う必要は無いと伝えようとする半面、少しでも彼女が自分の事を考え何かしてくれる姿想像し期待してしまう本音ぽろりと零し)

本編で柱になってる…！とかじゃないから、あくまでもそういう設定で提案してみただけなんだ。ネタバレじゃないから心配しないでね、俺そういうとこちゃんと気を遣える男だから！
そうだなー…禰豆子ちゃんが不安に思ったまま進めるのは良くないと思うし折角禰豆子ちゃんが提案してくれたからそっちにしよう。うん、そっちの方が絶対良い！
現パロで禰豆子ちゃんが不慮の事故か…どの位の年齢に設定しようか、二十代とかにしてそろそろ結婚予定で式の相談もしてたのに、…みたいな流れにする？
気を遣わせちゃってごめんね禰豆子ちゃん、流石は俺の妻…！じゃあ此方は上げ進行で進めていくね。

善逸さんはその、どうしてそんなに優しいのでしょうか？お兄ちゃんは家族だからわかりますが、そこまで優しくしてもらう理由がわかりません。ですが……善逸さんに優しくされるのはとても嬉しいので、浮かれている自分が恥ずかしいです。

（ 手を握られるとほんのり頬は朱色に色付くが、優しくしてもらう理由が解らず可愛らしく首傾げ。本音を聞けて嬉しくなると恥ずかしがりながらも優しく微笑んで）

私の勘違いで善逸さんはせっかく色々と詳しく提案してくださったのに……ごめんなさい。善逸さんはさり気なく気遣ってくれて、気配り上手なのもあり尊敬しています。
ごめんなさい……私の提案に賛同して貰えて感謝します。交通事故に合うも奇跡的に骨折などはないが、頭を強く打った影響から一年くらい前の記憶が抜け落ちてしまい。お兄ちゃんの事は覚えてるけど、婚約者の善逸さんの事は記憶から抜け落ちてしまい。
年齢は二十代前半くらいをイメージしていましたが、善逸さんの年齢はどうしますか？婚約者という設定はとても素敵でしたのでありがとうございます。お兄ちゃんは表面では納得していないが内心は祝福してくれていたり。などなど。
私の方が気を遣わせてしまって謝らなければなりませんので、善逸さんは謝らないでください！よ、嫁……っ！？ 恥ずかしいです……。

そりゃ勿論、答えは一つだよ。禰豆子ちゃんが俺にとっての一番素敵な女の子だから…いっぱい幸せあげたいしいっぱい笑顔になってくれたら良いなぁって、でもそんな風に君と一緒に居ると俺の方が幸せになっちゃったりずーっと頬が緩みきっちゃってたりするけどねっ。…浮かれても良いよ、そう思っても間違いじゃないから。

(赤色差し込む頬に可愛いなぁと手を握り乍頬擦り。ただ自己満に彼女へしたい事をしてるだけで優しいと思われたくてしてた訳でもなく、一緒に首を傾げてどう言葉にしたら良いのか悩み筒言葉を綴って行き。浮かれている…の言葉にどう言った意味が含まれているのか内心どきどきと胸高鳴らせ乍も柔く微笑み返し)

いやいや！俺が誤解させる様な言い方しちゃったから禰豆子ちゃん吃驚しちゃったんだよねごめんね…！そんな尊敬なんてして貰えるほど俺出来た人間でもないけど、嬉しいから何も考えずに受け取っておこう…。俺も優しくて可愛い禰豆子ちゃんが大好き！
ほらほら、謝らないの！全然気にしないで大丈夫だからね？

流れとしては病院に駆け付ける所からかな、年齢は…じゃあ禰豆子ちゃんが二十一くらいで俺が二十三とかにしとく？
大学卒業後、化粧品等の商品開発会社に勤め、俺は主に男向けの香水なんかの商品に携わってて。一応既に俺と禰豆子ちゃんは同棲して居り、休日は炭治郎のパン屋で働いてる禰豆子ちゃんを見に行く為にパン屋に遊びに行ってるー…みたいな設定はどう？

恥ずかしがる禰豆子ちゃんもまた可愛い…！
後はストーリー進めてくにつれて色々と内容詰めてく感じで良ければ、次禰豆子ちゃんから返事来たら早速其の儘始めちゃうよー！

善逸さんの一番……ですか？私が！
私はその、既に幸せにして貰っていますよ。善逸さんが笑ってくださると私も嬉しくなりますし、あなたの笑顔が大好きなので。……わかりました。浮かれます！あなたの一番になれて嬉しく、その笑顔を独り占めできるので。

（恥ずかしくなりすぎて軽く俯くもきちんと彼の瞳を見て逸らさず言いきると、自分の発言で更に恥ずかしさが増して赤くなる顔を見られたくないのか、手を離し彼の顔を両手で覆い隠しては『み、見ないでください！』慌てた声だが可愛らしさがあり ）

善逸さん……この御恩は一生忘れませんので。
流れやお互いの年齢把握しました。始まりは意識を取り戻し、担当医から記憶喪失だと説明を受け……こんな感じでしょうか？お兄ちゃんの誕生日に善逸さんが携わって開発した香水をプレゼントしたりして貢献しますね？同棲中やパン屋の設定はとても素敵です。遊びに来る度にお兄ちゃんから小言を言われるも、何だかんだ言って結婚は祝福してくれている。

わかりました！善逸さんのご都合でこれからよろしくお願いします。

うっ……禰豆子ちゃんが…禰豆子ちゃんが眩しいよぉ…。もう天使過ぎて辛い。もう絶対絶対結婚しようね、御嫁に来てね！こんな笑顔で良いなら禰豆子ちゃんの為に幾らでもあげちゃう…！
本当に素敵な嫁過ぎて俺には勿体ないくらいで…、でも誰かにあげるつもりなんて毛頭無いけどね！…えっ、まって、ねずこ、ちゃ……いいにお……

(俯いてしまった彼女にやり過ぎてしまったのだろうかと表情覗き込もうとすればいきなり顔をあげる彼女に驚くも、すぐ様其の愛らしさにやられてしまい。へにゃんとした締りの無い顔で彼女の愛らしさを饒舌に語り満足気に胸を張れば唐突に彼女の両手で顔面覆われ。何があったのか現状把握よりも唇に当たる掌の感触や甘い匂いにノックアウト。背中からばたんと床に向かって倒れ)

炭治郎に似て禰豆子ちゃんは良い子だけどそんな律儀に感謝しなくても大丈夫だからね！？

了承貰えて良かったあ、じゃーそんな感じで始めるね。上のやり取りもレスも返信大変だろうからこっちは一度けっちゃってね…！
こちらこそ改めて宜しくね禰豆子ちゃん…！

………禰豆子ちゃん…、ごめんね、一番肝心な時に俺、傍に居てやれなくて…。

(急に連絡が来たかと思えば見知らぬ番号からの物で、仕事の最中電話を受け取れず休憩時間に受け取った彼女の兄の連絡で上司に理由を話し急遽早退させて貰い病院へ。今朝迄笑顔で見送ってくれた彼女が事故に遭っただなんて信じられず、其れを考えるだけで身体は拒絶を示す様に重く感じ。
手術室の前で炭治郎と彼女の家族と共に数時間待ち、手術が終わった後も中々目が覚めず。
仕事の間は彼女の家族に看てもらう事に、自身も仕事を早目に上がらせてもらい交代で数日間彼女の様子を看て。眠り続ける彼女の様子を見て手を握ったまま呟くのは後悔の念ばかりで)

……ここ、は？

（ゆっくりと瞼が開かれるも何も考えることが出来ず、天井や室内をぐるりと見渡し最後に手を握って心配してくれている彼が視界に映るも誰だか認識できないのかぼんやりと見つめつつ訊ねて）

あなたは……どちら様でしょうか？私はどうしてここに。

…─────ねず、こ……ねずこちゃん……！

(人形の様に眠っていた彼女が、瞼をゆっくり持ち上げ意識を取り戻す姿を見て思わず病室に備えられた椅子を倒して立ち上がり。そんな事すら気を配る余裕も無いまま彼女を泣き腫らした目で見詰めては、手は片手で握ったままもう片方で背後ろに回し包む様に抱き締めると生きている鼓動や聞き慣れた優しい声色に治まった涙が頬を伝い。
生きててくれただけで良かったと、心から思う半面彼女の音が動揺を伝えている事にも気付き。医師から元々彼女の記憶が部分的に欠け落ちている可能性がある事を聞いていたので、泣き腫らした顔を乱暴に拭い抱き締めていた手を離し。自身の事を問われると真実を伝えて彼女を不安にさせてしまうのではと婚約者という事は伏せ。抜け落ちた記憶が何処迄の物か確認しようと彼の兄の名を出し幾らかの質問を)

そうだな、…俺はまぁ君のお兄さんの友人…ってところ。
急に質問ばかりになっちゃうけどごめんね。…禰豆子ちゃん、何処まで覚えてるかな？
…炭治郎の記憶はある？家族の事は全員覚えてる？

(訂正、彼女の兄の名、ね。
誤字っちゃってごめんね…！)

……禰豆子は私の名前で、炭治郎はお兄ちゃんの名前。家族の事は覚えています。だけど……それよりも大切な事を私は忘れているような気がして。お兄ちゃんの友人の貴方のことなど。

（上半身をゆっくり起こし泣いている彼の姿を見ても何も思い出せず悔しくなると、抱き締めてくれる優しい背中へ腕回しぎゅっと抱き締め返して。家族の事は覚えているのだが、肝心な事は靄が掛かったように思い出せず。今すぐに思い出さないといけない大切な事が抜け落ちてしまい、泣く姿を見る度に心が締め付けられて苦しくなり。離されると泣き腫らして真っ赤になっている彼の目許の涙を人差し指で優しく拭い）

目許を強く擦ったらもっと腫れてしまうので、強く擦らないでくださいね。
あの……話せる範囲で構いませんので、私と貴方の関係性など知りたいです。お兄ちゃんの友人でしたら私も何かしら関係している筈なので。

禰豆子ちゃんは優しいなぁ…──本当に。
でも俺は君のお兄さんの友達だよ。強いて言うなら、君が大好きなんだ。だから倒れたって聞いて不安になっちゃって情けない姿を見せちゃったりして、…知らない男に抱き締められて不安にさせたり驚かせちゃったよね。ごめんね。

(家族の事は確りと記憶がある様子に耳を傾けたまま一息零し、抱き締めてしまった自身に嫌悪を示す所か心配そうな眼差しで優しく背を叩く彼女から違いなんて何一つ見当たらずに。事故に遭う前を彷彿とさせる程優しい彼女に少し声が震えてしまうが精一杯に笑顔を見せ、何より不安を抱えている彼女に違和感を与えないよう内心で自分を叱咤し気を引き締め。
今から全て押し付けるのも良くないと彼女の問い掛けへ事実を率直に告げる事は出来ずに、兄の友人とだけ伝えては泣き腫らして赤く痛み続ける肌触れられ肩が揺れて反応示し。気持ちを赤裸々に告げてしまいたい思いもあり彼女に視線を向けるが、へらっとした笑顔に表情切り替え誤魔化すと彼女の兄に電話してくる事告げ)

本当に目が覚めて良かった…生きててくれて良かった…。
あ、そうだ…！俺、炭治郎に連絡して来るね！皆心配してるだろうから。ちょっと待ってて！

（連絡する為病室から出ていく彼を見送ると室内は静寂に包まれ、記憶の一部が抜け落ちてしまったのもあり途端に悲しみと寂しさで心が支配されそうになるのをぐっと堪えて。先程兄の親友から大好きだと言われ、彼について記憶が無く覚えていないのだが身体は覚えていたのか抱き締めらたり、笑顔を見ると何故か胸が痛い程ドキドキしたり懐かしさを感じ、病衣の上から心臓あたりに手を軽く添えつつ小声で呟き）

お兄ちゃんの友達と言っていたけど、それだけではない気がする……あの笑顔をずっと見ていたい。家族ではないのに泣くほど私を心配してくれたり……とても優しいあの人の事をなんで私は覚えていないの？

…───あ、もしもし、炭治郎。俺、善逸だけど、

(病室を出て医師に彼女が起きた事を伝えれば、医者は奥の病室内へ。
自分が態々病室を出て連絡していたのは彼女の記憶に関してあまり刺激したくない為会話を合わせるよう炭治郎に伝えていた様で、自分が婚約者である事を伏せるよう嘘が下手なあの兄に内心不安覚え乍も確りと言い聞かせ。電話越しからも動揺する声色に大丈夫だよ、と明るく振る舞う様に普段の持ち前の明るさ意識してへらへらと返事を返して。
記憶が戻るか、もう一度振り向かせる迄は彼女を炭治郎の家に泊まらせてやって欲しいとある程度話を付け終えては病室から出た医師と問題無ければ数日で退院出来る説明軽く受け。再度病室へと戻り炭治郎と通話が繋がったスマホ差し出し)

禰豆子ちゃん、お待たせ?っ！
炭治郎が禰豆子ちゃんの声が聞きたいってさ、多分通話越しでもがさがさ音立てて出かける支度してたみたいだからまた後で来るだろうけど出てあげて。

……お兄ちゃんが？あ、はい。ありがとうございます。

（ひとりになるとやはり不安に押し潰されそうになるも、彼が再び病室にやってくると何故か懐かしさを感じて安心し。兄が声を聴きたいという事で携帯電話を受け取っては数日ぶりに家族と会話し、泣きそうになるが泣いてはダメだと堪え数分通話した後終了しては持ち主の彼へ携帯を返して。兄と通話して元気になると彼の名前を忘れている為、早く思い出したい気持ちもあって笑顔で名を訊ね）

──お兄ちゃん、私よ？禰豆子。みんなに心配かけてごめんなさい。今目が覚めたの。お兄ちゃんの友人さんが居てくれたら、目が覚めた今寂しくないわ。これからお見舞いに来てくれるの？気を付けてね、ありがとう……お兄ちゃん。──携帯、ありがとうございました。あの、貴方のお名前が知りたいです！

俺？あ、そう言えば言ってなかったね…──俺は我妻善逸。もし困った事とか何かあったら、禰豆子ちゃんの携帯にも連絡先入ってるし遠慮せず頼ってね。

(電話越し泣きそうになる彼女に、本来であれば背を撫でたり手を握ったりして慰めようとするのだが今の不安定な彼女に其れをして嫌悪されたらと踏み込めずに。涙ぐむ彼女見てハンカチを差出し。
ベッドの横に置いてあった彼女の携帯、生憎充電器が切れてしまっており充電差し込み乍自己紹介を。其の儘手元の電源が付いていない画面見詰め彼女に自身との写真が多く詰まっているのもあり伝えるか否か迷ったが、彼女と他愛ない会話をしながら充電したまま少ない電池料で電源入れそっとアルバムのアプリだけ画面から削除を行い。何時か伝えられたら、伝えられる様に努力していこうと彼女見詰め柔く笑み浮かべ)

何も無ければ明日に検査をして明後日くらいで退院出来るって言ってたよ、炭治郎が色々準備してくれるだろうから退院まで禰豆子ちゃんは難しかったらゆっくりしててね。

我妻……善逸さん。素敵なお名前ですね。お気遣いありがとうございます。善逸さんの声を聴きたくなったり、何も無くても連絡して良いですか？

（ハンカチを受け取ると優しく目元の涙を拭い『 ハンカチは洗ってお返しします』軽く頭を下げて伝えると強く握りしめて。言われる迄携帯電話の存在を忘れており、自身の携帯電話を操作して触る彼の姿をじっと見詰めると再び心臓のあたりを軽く触れ。大好きだと言ってくれた優しい人の記憶だけが抜け落ちてしまった事が悔しいのか内心とても不安だらけだが表面に出さぬよう安心させる為に優しく微笑み）

あの、善逸さん。退院するまで毎日面会に来てもらう事は可能でしょうか？……お仕事でお疲れでなかったり、負担にならなければですが。善逸さんの笑顔に私は癒されていまして、ずっと見ていたいと思ってしまい。善逸さんには笑っていて欲しい……私は貴方の笑顔が大好きです。

あっ、勝手に携帯触っちゃってごめんね、連絡先登録しといただけだから！気にしないでね。
勿論禰豆子ちゃんがしたい時に連絡してよ、もう光の速さで会いに来るから！

(女の子の携帯自然に触っちゃうとか俺の馬鹿！と内心焦り携帯落としそうになってわたわたと手で受け取るとベッドに横付けされた棚の上へと置いて。警戒されたりドン引きされ無いように慌てて言い訳伝えると、連絡していいかとの問い掛けに嬉しそうに頬緩ませ沢山頼って欲しい事を伝え。
不安を隠そうとしているのか、耳が良い自分には鼓動や彼女の指先の動きを見て察してしまい。些細な動きだけで彼女の気持ち汲み取れるようになる程其れだけ時間を沢山共有して来たんだなあと実感し筒。少し震える手を包む様に握ると自分にも彼女にも言い聞かせるべく、頬ゆるませ優しい声でゆっくりと言葉を紡ぎ。会いに来て欲しい、の言葉や大好きの言葉は期待してしまうくらい嬉しい半面今は辛くて、潤む瞳何度も瞬きして誤魔化し)

大丈夫だよ、禰豆子ちゃん。
今は何かを急いだりしないで禰豆子ちゃんのペースを大事にしよう。
禰豆子ちゃんが来て欲しいって言うなら勿論毎日会いに来ちゃうよ勿論。