案内人 2020-04-25 21:35:41 |
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夕陽に染まった教室、長い廊下の先は薄暗く少し不気味で。グラウンドから聞こえていた声が消えていた。いつの間にか下校時刻を過ぎていたのだろうか…、参考書をカバンに入れて立ち上がる。
ーーはずが一瞬目眩がして、頭の中が揺れる、遠くの方でチャイムが聞こえてきた。
ふと目を覚ます。どうやら倒れてしまったようだ。意識は朦朧としていたが、周囲の変化に自ずと眼孔が開く。ザラリと乾いた土の感触、所々にあるくねった葉のない木々、黒い雲に覆われたせいか月は仄暗く遠くの方まで見えないが、ここが現実ではないのは確かだ。夢…だろうか?でも、いやまさか。
-ー-ザッ
乾いた土を踏む音が聞こえた。目前に闇にが迫る。
「 ご機嫌いかがですか?迷い人さん。現世がさぞお辛かったのでしょう。タヒぬよりも恐ろしい道を選ぶなんて…、あなたってマゾヒストなのですねぇ。」
闇が迫ったのはこの声の人物が、顔を鼻先まで近づけたせいだった。黒いハットを被った顔は何もない、闇に包まれたせいではなく、ただ裂けた口がついた黒い顔。スラリと伸びた脚、黒のスーツに身を包んだ姿、口調からも紳士的なものにみえるが…。
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(/揉み転がしの許可も頂きましたので、心置きなくさせて頂きますが、飛ばしすぎていたりちょっとそれは、というのがあれば遠慮なく申し付けて下さいませ。持ち物の件承りました。初回はだらだらとなってしまいすみません;これから宜しくお願いしますね!また何かあればお呼びくださいませ。)
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