案内人 2020-04-25 21:35:41 |
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ああ、話しかけるんじゃなかった。乱暴に捻られるドアノブを押さえつつ、恐怖と後悔と、それから疲労から来る目眩を覚えた。まるで本当に母親が向こうにいるような不快感。日常の安息がこの憔悴だなんて、魔界も現実もそう大差ないような気さえしてくる。ヒステリックな衝撃が扉から体へと伝わり、溜息を喉奥へと追い返すために唇を噛んだ。
半ば衝動的に携帯を手に取り着信音を止める。画面に表示される通話時間と非通知の表示に今更躊躇いを覚えながらも、勇気のいる他の選択を先延ばしにしたい臆病さと、僅かながらの興味から画面を耳へと寄せる。母親への警戒にドアへと背を凭れ、戒心を怠らずに声を上げず相手の動きを待ち。
→ 電話にでる
(/ 畏まりました、飽く迄選択は一つ、ということですね。また何か疑問に思うことがあればその都度お伺いさせて頂ければと思います…!
ゲームだと私もバッドから回収する派なのですが、主様の描写がとてもお上手で没入感もあるのでどうしても躊躇ってしまいますね、勿体ない…。ああ、矢張りあれは即死選択肢だったのですね!死神さんのキャラが非常にツボですので、これがゲームならばきっと最初から殺されているのだろうなと思います(笑)バッドエンドもメリーバッドエンドもハッピーエンドも大好物ですので、魔界に残るのか残らざるを得ないのか、現実に帰って変わらず空虚に生きるのか、はたまた魔界の毒素に冒され理性が薄まった外れ者として生きるのか…などなど色々妄想しております。そのまま帰るとしても現実に不満を覚えている娘ですので、結局ハッピーエンドでもメリーが付いてしまう気がしますね!)
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