案内人 2020-04-25 21:35:41 |
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「今日テストがあったでしょ。見せてくれるかしら。」
話がかみ合わない、ドアノブが回らず次にノック数回。どうしたのか、何故拒むのかと苛立ちを募らせる母親の声が次々に聞こえる。次第にドアノブを捻る力が強くなる、ドア越しに荒い呼吸が聞こえる力任せにひと叩きした後静かになった。
「あなたの好きなものを用意したのよ。早くいらっしゃい。」
何事もなかったように優しい声が聞こえ足音が遠ざかっていく。部屋は赤く染まっていて夕暮れ時を示していた。窓を開けて周囲を見渡した。着地に失敗すれば確実に骨が折れるだろう。反対側は両親の部屋でそのベランダ下は裏庭になっており物置き小屋がある。すこし距離はあるが勇気を出せば屋根に飛び移ることが出来るかもしれない。階段を降りるとその先は玄関、距離はないが右側にキッチンとリビングがある。恐らく母親はそこにいるはずだが、上手く行けば不意をついて逃げ出せるかもしれない。ふいに携帯の着信音が鳴り響き小さく息を飲む、心臓に悪い。画面には非通知の文字、この音に反応してまた母親が上がってくるかもしれない。早くしなくては。
*母親の様子を伺う
*窓から逃げる
*両親の部屋から逃げる
*玄関から逃げる
*電話にでる
(/説明不足ですみません、二つを組み合わせることは不可能となっております。分かります、どうしても保守的になっちゃいますよね。でもゲームならセーブ出来るからと興味本位で他のを試してみたりしちゃいます笑。話が終わったものだけで話しますと最初の選択肢、拒否すると逃げ出す。どちらも即死ルートでした。死神には容易いことです。つぎに最後の絵を見るを選択すれば、本から手が伸びて身体のパーツをもがれくり抜かれ人形の一部にと、回避不能のバッドエンドとなっておりました。おお、既にそこまで思い描いていらっしゃるのですね。ふむ、なるほど←)
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