腐女子になり損ない 2020-04-24 16:18:13 |
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>魔王様
あぁ、あの魔鳥族の児がモデルの……なんだか色彩豊かなケーキですね?
(同人誌の話を聞くと、内容を思い出したのかふっと、面白そうに口元を歪めて。いつも喧嘩腰のモデルを思い出すと、にやにやが止まらないのか、意地悪そうな笑みを浮かべ。「あれは、傑作でしたねェ」と朗らかに声を掛け。フルーツタルトと聞くと、ぱっとは出てこないまでも、魔王様の作品に登場したものを忘れるはずもなく、たどたどしくタルトを形容し。)
>フラッフィ
おや、ま。凄いですね。足が器用だこと。……凄いのは分かったから、そろそろ降りてらっしゃい。
(頭上から降ってくる小枝を見上げながら、凄いと相手のことを褒め。得意げなその表情にますます幼さを覚えながら柔らかな笑みを浮かべ。手招きをしてみるも無駄とわかったため大きな翼を出し、木の上、相手の横に行き)
>キルシュ
貴方、もっと日常生活にも頭を使いなさいな。こっちですよ
(呆れた、というような表情を作って見せるも、面白くなってしまい。意地悪を言おうかとも思ったのだが、褒められて悪い気はせずすんなりと執務室まで案内し。やや奥まった場所にあるその部屋は、書類と本に埋め尽くされており)
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