左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(するとその数秒後、まるで相棒、フィリップの大きな迷いに反応するように白い粒子が集まり実体は無いせいか体は透けているが彼の姉の一人である園咲若菜が姿を現し真の籠った、しかし姉特有の優しさを含んだ声で『…フィリップ…、いや、来人、"園咲来人"。私のたった一人の弟』と慈しむように名前を呼んではしかし直ぐに真の籠った声に変わり『来人。貴方は彼、左翔太郎君の力になりたいと思って今彼の本を手に取ったんでしょ?確かにその人物の本を読んで知らなければ良かった、何てことは幾らでも出てくるわ。でも、知らないと知っているとでは、接し方も大きく変わってくるのよ』と口にしてはそっと座り込んでいる相棒の前に同じようにしゃがんで目線を合わせ『…来人。これはあくまで私の…実体のない姉さんの勘でしかないけれど…彼はこれから…誰かの支えを必要とするわ。そして彼を支えられるのは、貴方だけなのよ、"フィリップ"』と姉の優しさと真の籠った声でそうゆっくりと語りかけ敢えて最後は皆の愛称の名前を呼び立ち上がっては小さく微笑み『後は貴方次第よ。…何時でも見守ってるわ』と言い残しては粒子と共に姿を消して)
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