Compromise（〆）

へぇ、料理出来るんだ。それ、俺の分も作ってくれるの？（冷蔵庫の中身を見た際の相手の呟きを目敏く拾っては興味深そうに返答をし、更に分かり切ったような意地の悪い質問を付け足して。相手の料理上手は誰の為なのだろうか、などと詮索する様に思うと同時に、何だかんだ彼なら態々言われずとも２人分作ってくれるのでなないかと根拠も無く期待をしていたが、彼から直接肯定の返事を聞いてみたい、なんて我儘で自己中な考えをしての事で。そして、彼が料理でその間は此方が買い物という案の定の役割分担の結果、「じゃあ適当に色々食材を買ってくるよ」と返事しつつ、キッチンから出てその辺の床に置いておいた荷物の中から財布と自身の車の鍵を取り出し、家の鍵と合わせて手にしては玄関へと足を進めて。自身の分の酒を買うのは勿論だが、果たして相手は酒が飲めたのだろうか、相手の好きな物でも聞いておけば良かった、などと玄関にて遅れて気が付くも、態々引き返して聞くことでも無いかと悩んだ後に断念しては、其の儘ドアを開け部屋を後にして）

（／ひゃ~、亮君めっちゃ出来る人じゃ無いですか…。司は自分の食生活もガバガバな適当野郎なので、弁当を渡されると言うイベントに慣れておりませんので、きっと驚きの連続だと思われます…(笑) はい、司で良ければ何時でもパシってやって下さいませ。また、良かったらなんですど、亮君のお好きな食べ物とかもあったら教えて下さい…！司みたいにスイーツでも、又はただ単に好きな食材とかでも良いんですけど、何となく買って帰って亮君に喜んで貰えたらなぁ、なんて思っておりまして、宜しければ…！では、今回司が家を出まして、次で場面転換で帰宅ロルにさせて貰いますね~!）