主 2020-04-02 19:17:07 |
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>剣崎
(この家の主たる自分(シルキー)にとって、客人への準備に不備があるなど到底許せる事では無い。常に清潔を心がけ、紅茶や菓子類の類は常にストックしている。だが、血だらけの客など生まれて初めての経験だった。何とか体裁は整えたが、あの男(ジョセフ)にはどうやら見透かされていたようで、意趣返しに彼の薬品庫にある薬品を勝手に使うことにした。話し相手が少ない彼はよく自分相手にあれこれ魔術の話をしていたので大体の薬品の薬効は頭に入っていた。とはいえ可哀相な子だ。これだけ血だらけで痛いだろうに平気な顔をしている…風呂に入れ、軟膏を塗り、新しい服に着替えさせる。服はこの家にあった古い物を自分が手入れしたものだ。男女や大まかな年齢層に対応出来るようにしていて正解だった…)『お構いなく。私はこの家の主ですので…それと、語学に関してですが承りました。日程は夕食後に決めましょう』(彼女は私を教師としても頼ってくれるようだ。それなりに生きてはいるが指南役になったのは数回程。嬉しくて思わず頬が綻んだけど、多分大丈夫。いつから始めるかの相談をする約束を取り付けて急いで夕食の支度をする事にした)…どうやら彼女に気に入られたようだな。予想外の客に彼処まで丁寧な対応というのも珍しい。パナケアは…まぁいい。アレを作るのにはそれなりの時間と材料が要るんだが、効果はその分はあると保証しよう(風呂から上がった剣崎からの質問に答えつつ、彼女がシルキーに好かれていると伝え)魔術とはそういうものさ…取りあえず部屋を見ておくと良い。二階へ上がった突き当たり。そこが今日から君の私室だ。
>DM-01(メイ)
不本意ながらね…(そう言って憎々しげに顔をしかめる。指名手配だなんて研究の邪魔にしかならず、百害どころの騒ぎではなかった。魔術師が少なければ人払いを使って切り抜けるが、いつでもそうとは限らない。まさに綱渡りの如き生活だった)実体を有するのは悪くないだろう。君にとっても君がこれから作る友人達の為にも…本当は君専用の駆体を用意するつもりだったのだが、君自身が誘拐されてしまってそれも流れてしまっていてね。単純な魔力だけでは外は危険すぎるが、それだけの駆体なら十分だろうさ…っと、話をするのは良いが取りあえず行こうか(その駆体はとある妖精に使う事になったのだが、それはまた別のお話___道案内を頼まれて無下にする程、性根は腐っていない。積もる話もあるだろうし、話ながら彼女の目的地へと歩みを進めていこうか
>エリカ
勿論。こちらとて上げてばかりは面白くない。コイツを口実に君の作品でも幾つか見せて貰おうかと思ったが…技術者の拠点というのも見てみたい(彼女の招待を快く受け入れる。魔術師にとっての工房は霊脈を有する土地に築き、研究施設だけでなく魔術師自身とその研究を護る砦でもある。故に最大の防御が敷かれ、侵入者を絶対に生きて帰す事は愚か生きてその領域内へと侵入させない程過密な罠が敷かれている。それは「魔術は秘されるモノ」という不文律によって成り立っているのだが、情報共有が頻繁に行われる技術者の工房とは一体どんなものなのか、非常に興味があった。というのも魔術的な防御陣以外に、技術的な防御陣の構築によって更なる防衛能力を手に入れられるのではと考えたのだ
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