待たせたかな、お前の本歌こと山姥切長義だ。場所の手配及び差し向けた手を受けて貰えた事には感謝しよう。…それにしても、お前自ら俺との対話を望むとは珍しいこともあるものだね。腹を割って話そうというのなら、先ずはそのみすぼらしい襤褸布を剥ぎ取ってやりたいところだが…まあいい。──それで?初めに相談しておくべき事柄でもあるのなら、伺っておこうか。