縁の兄さん、言い方が年寄り臭いぜ。……盛大に腹の虫が鳴いたなぁ。よし、とびきり美味いもんを作ってやるよ! (相手の声に苦笑しつつ、褒められると悪い気はしないため嬉しそうに表情を弛め。相手の腹の音に一瞬黙るも、すぐにケラケラと笑い。手近な棚から襷を取り出すと、調理の邪魔にならないようにたすき掛けにし。「あんたの村よりだいぶ不便な厨だぜ?」と告げながら相手にもタスキを1本渡すと、付いてくるよう身振りで示し)