どういたしまして。親は、居ないな。いたら驚く。……なあ、怪我してるのか? (相手の礼に軽く応えると、質問にたいして間を空けずすんなりと答え。けらりと冗談を言う時のような笑みを浮かべながら話す。が、相手の腕を押える動作を見つけると、軽く裾を引っ張るようにしながら相手を見上げ「どうせあんたも帰る言えないんだろ?だったら俺のとこに来りゃいい!」と言うと、返事を聞く前にずんずんと森の奥に向かって歩き出し)