プロローグ 2020-03-18 03:05:39 ID:a3c7682a6 |
通報 |
(/上げついでに、絡み文を置きますー!ロル回しのイメージにして下さいー)
(気付くと世界は昼というよりはおやつの時間を迎えていて。遅めの昼飯に繰り出そうと職場のエレベーターに乗り込んだ男は伸びをし、小さな唸り声を上げた。重なるようにばき、と音を立てた身体に思わず顔をしかめる。……昨夜の"アレ"が原因か。心が回想に赴きかけたその時、後ろから声を掛けられた。振り返ればそこには、同期の姿。軽い挨拶から取り留めのない話をしていると、彼女は言った。「昨日の夜、この辺で爆発事故が起きたらしいよ。けが人も出なかったし被害も無かったらしいから良かったけどね」と。昨夜の"アレ"は、そんなもので片付いたのか、と心の中でぼやきながら適当に返事をしているとエレベーターは到着の音を告げる。また一人になった男は何ともなしに空を仰ぎ見た。あぁ、今回も仕事がちゃんとできたか。そう思い満足そうに目を細め)
……こりゃあご褒美にシュークリーム買って戻ってもバチ当たらんな。まずは一服して………っとぉ!
(胸元からお気に入りの紙巻きたばこと安物のライターを取り出す。雰囲気が好きで、このご時世でもこのセットを使い続けているのだ。流石に大分少数派になってしまったし、許可が出ている施設に行かないと吸えないのだが。ふと、顔を上げると視界の遥か先が騒がしい。あまり良くない目を凝らすと、どうやら引ったくり騒ぎが起きたようだ。被害者と思われる老人の視線の先には浮遊スクーター。アレは絶対に追いつけないだろう。……「バレなきゃ良い」んだろ?そう、心の仲間達に勝手に同意を得て、指をピシッと伸ばした掌を騒動の方向へ向ける。そして、腕のデバイスに脳波で指示を飛ばせば、浮遊スクーターは見事に回転してそのまま動力を失い落下していき)
警察を呼ぶ暇無かったからなァ。これは仕方なかった。アレも中々不運な事故にあったもんだ……さて、さっさと行かねぇと昼飯もご褒美もパーになるな
(視線を外すとしれっとした顔でタバコを咥え、両腕の袖をはためかせると喧騒とは逆方向に足を向け)
トピック検索 |