限界夢女子 2020-03-02 23:31:26 |
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>ひなの
( 袋越しに見る限りでは焼き加減も良く、特に焦げ臭さも無ければ彼女が不安に思うことは一切無いと言い切れるのだが、手作りのお菓子というんは実際食べてみなければ分からない部分というのも確かにある。加えて人の味覚は其々違うのだから、自分一人が味見をしても絶対に安心とは言い切れないのだろう。とはいえ其処は学生時代よりチョコと共に生きてきた身。「私はね、甘い物なら爆発でもしない限り何でも食べるつもりさ」と冗談半分に告げながら、お茶の誘いに乗ってくれた彼女を部屋の中へと案内して。備え付けの丸椅子、予め借りていた何枚かの皿とティーセット、それに私物のチョコレートをそれぞれ杖を用いて机の周辺にセットするも、ほんの少しも茶会らしくならない殺風景な部屋に肩を竦め、「魔女鍋のケーキでもあればもう少し華やかになっただろうに、すまないね。」と苦笑い交じりに。「さあ、そこに座って。紅茶は何にする?定番はアッサムのミルクティーだが、君がくれたクッキーにはストレートのダージリンも合うだろう」一先ず手の平で丸椅子を示し、そこに客人が座るのを見届けながら問うたのは紅茶の味。生憎茶葉は持ち合わせていないものの、近頃は安価のティーバッグでもそれなりの味は出せるものが多い。無論きちんとした茶葉しか飲んだことがないであろうスリザリンの生徒が気に入るとは思っていないが、そこはこんな絢爛さの欠片も無い茶会に参加した側にも非があると主張させてもらうことにして、真っ黒な瞳を見つめると選択を促し )
>リーマス
っ、本当!?
( 途中で切ってしまった言葉だというのに彼は意味をくみ取ってくれたみたいだ。チョコレートの多さに目を丸くさせていたのも束の間、柔らかい笑みと共に欲しかった情報がもたらされては次は違う意味できゅっと目を丸く絞って見せ。詳しく聞きたいところだが賑わう店内では当然のように困難。籠を見て呟いた言葉も満足に拾えないまま、取り敢えずは彼の後ろをついていく形を取り。お菓子店、それもハロウィン前のこの時期ということもあって店内はごった返しており、見付けた勢いで掴んだローブの裾は離そうにも離せないままで。チョコレートが大多数を占める会計結果にそっと閉口しつつ、外に出たと同時に漸く手を離したが皺になっていないか気にする暇もなく。「それは、ううん。大丈夫。リーマスには迷惑をかけたくないもの」善意から手伝いを申し出てくれた彼の提案は悩むべくもなくきっぱりと断り。次いで述べられた考えに確かにと頷けば、少しばかり腕を組んで思案顔。必ず行こうと約束していた店は幾つかある。今し方出てきたハニーデュークスもその一つではあったが燃えるような赤い髪の毛は見当たらなかった。ならば一番可能性が高いのは、やっぱり先ほど彼が目撃したという羽根ペン専門店だろう。私がどうしても行きたいとお願いした場所。自意識過剰のようで恥ずかしい気もするけれど、友達思いのリリーのことを考えると今も其処で待っていてくれているような気がした。でもあれは何処に店を構えていたっけ?往来に並ぶ店達を眺めながら見つけるつもりだったから、詳しい場所までは覚えていなかったのだ。此処から右に行くのかも左に行くのかも分からず、助けを求めるようにちらりと隣の彼を見て。道を訊くくらいなら迷惑にはならないだろうか。「貴方がリリーをみた羽根ペン専門店の場所だけ教えてもらってもいい?…あっち?それともこっち?」進路方向さえわかれば恐らくは一人でも辿りつけるはず。そう結論付けると、最初は左、次に右と順番に指差し首を傾けて尋ね。 )
( / ひえっ…そんな……可愛いと言って頂けて何よりです……!そういうひなのちゃんもマイフェアリー天使なのですが………??
んんんんどっちも捨てがたいですね……!!!ただ個人的なあれなのですが、親世代にも子世代にもリーマスがいると諸々と死にそうなので、リーマスと羽根ペン専門店までデート( ただの道案内 )したあとリリーと合流して羽根ペンだったりリーマスとシリウスにあげるお礼の品だったりを見繕いに行きたいでs………ドクソ我儘注文申し訳ございません………展開が難しければ大人しくリーマスに教えて貰った方向に行ってリリーと合流致しますので………!!!!( 土下座 )
ほんわか……成程分かりました任せて下さい( 親指ぐっ )こちらも輪を掛けてクソロルになるので生暖かく見守っていただけると幸いです…… )
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