鬼少佐 2020-01-26 17:57:08 |
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…わかっ…てる。( ソファーの上で一層縮まる距離に一際心音が大きくなった気がして狼狽えたように肩を揺らし。貴方の言葉を聞いては"そう言えば元帥がそのようなことを言っていたな…"と今更ながらに思い出し、もしかしたら自分はかなり大きな墓穴を掘ってしまったのではないかと冷や汗を流す。己の発言は偽りない事実だと自負しているも、少佐の真意の程が明確には出来ないまま声を詰まらせ返答を口にするだけで精一杯で。会話の途切れた静けさの中に自分の鼓動だけがやけに大きく感じ、動揺のあまり震えそうになる手を誤魔化すように己の腕を強く掴む。熱の集まる顔をアルコールのせいにして「 貴方だったら…逃げたりしない。」息づかいが聞こえそうな程近くで、視線を合わすことが出来ず瞳を揺らし )
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