鬼少佐 2020-01-26 17:57:08 |
通報 |
え?……な!…はっ、お供します! ( 飲む訳でもなく自身のグラスに視線を落としていると、貴方からの場所を変えるという言葉に直ぐ様反応出来ず。此方がハッとした時には既に貴方は会場を後にしようと歩き始めており、意味を理解すると言われた通りシャンパングラスを手にしたまま、慌ててその後を追い掛ける。途中で脱けて良かったのだろうか…、あとで騒ぎになったりしないだろうか…、あれこれ考えを巡らせながら貴方の後ろ姿に追いつこうとし。先程聞いた飲み直しを『2人で』という言葉を頭の中で反芻する。願ってもない申し出に嬉しさを噛み締めると同時に、自分に酒の相手など務まるのだろうかという懸念も生まれ、思考が上手く纏まらない…。結局、会話らしい会話も出来ずにただ貴方の後ろをついて行き、辿り着いたのは少佐の執務室。緊張感とも優越感とも形容し難い気持ちの昂りを自覚しながら少佐の後に続いて中へと入り、ゆっくりとその重厚な扉を閉め )
トピック検索 |