□□ 2020-01-17 19:06:57 |
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(/身勝手な我儘にお付き合いして下さり感謝致します!!やはり文から滲み出る溢れんばかりの優しさに感極まりやや五月蝿く絡んでしまいましたが今後とも騒がしい日向共々宜しく御願い致します。)
い、いきなりお邪魔してす…すいませんでした。いやッあの俺、一人暮らしなんですけど。その、
(何時ものように学校が終わり本来の学生ならば放課後にフード店に入り浸り談笑するのがセオリーなのだが、『 烏野高校排球部 』今や古き強豪として忌み的な名を馳せてしまっている部活動だが今年こそその実を開花させ再びオレンジコートへと馳せ参じるべく奮闘する毎日を送り続ける絶賛部活漬けの生活。放課後だけならまだしも朝、昼と居残り練も含め体力の限界を僅かに削りながら一般人とは掛け離れる運動量をこなす毎日を送り続けてはや何ヶ月入部してから色々な事件を挟みながらも夏のシーズンへ向けて今日も今日とて部活動を終えた帰り。引っ越す前なら美味しい料理と暖かい笑顔で迎え入れてくれる最愛の妹と優しい母親は当たり前だがその部屋には居らず、自炊をするにも身についていない家庭科的要素は己には皆無であった。空腹と少しの寂しさに栄養が偏るコンビニ弁当やスーパーのお惣菜では溜まる腹と減ったままの心には何かと矛盾が生じ精神的にすり減った高校生男子の脳裏には最早隣のあの優しげなお兄さんに頼る事しか考えられなかったのだ。いきなり泣きついてきた自分に対して優しく招き入れてくれる彼には涙腺が緩みそうになったが座る様に促された部屋に借りられた猫の如くきょろりと周りを見渡すも清潔且つ掃除の行き届いた部屋に目線を向けていたが出された飲み物のカランと崩れた氷の音にはっと息を着き、問われた質問に何処か後ろめたさを感じる言い方にてゆっくり口を開いた。「…全然自炊が出来なくて、毎日弁当とか買って食べてたんですけどそのなんて言うか物足りなくて。初めての人にこんな事言うのもなんですけど俺、俺!温かいご飯が食べたい、って。」他人に言うことでは無いのは分かってる。でも今はこの大人に頼らずしてどうすればいいのか単純な自身の脳では回答が出せず目線を下げることなくそう告げて)
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