真中実哉 2020-01-10 20:30:48 |
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(不安で泣いてしまう、だなんて。伝えられた言葉の重みを普段から不安に押し潰される己だからこそ理解が出来るのか、そんな不安を誰よりも愛しい彼に触れさせたくないと心臓はキリキリと痛みを訴えて、その痛みを堪えるために別の痛みで上書きしているつもりなのか下唇に歯を立てる。数秒その感覚に触れてから「はぁあぁ、ハニー、それって凄いプレッシャーだよ。ダーリンが相手じゃなかったらとても出来ない」本音のそれを綴りつつ向けられるチョコレートに歯を立てて一口分をパキッと音を立てつつ口へと落し。広がる甘さは不安症を書き立てる見えぬ恐れを幾許か緩めてくれて、気持ちの緩みが顔に浮かぶように表情は穏やかなほほ笑みで)
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