真中実哉 2020-01-10 20:30:48 |
通報 |
御名答、ずっとお前を待ってた。(ぴくりと小刻みに痙攣する瞼すら自分の目には愛おしく感じて、指先でそっと正すようになぞる。引き寄せられた体は、細身には似つかわしくない強い力で抱きしめられる。体が密着したことにより脈打つ鼓動が伝わり、いかに急いで帰宅してきたかを物語った。走って来たんだろうか、「けど、次からは落ち着いて帰って来いよ。怪我でもされたら、それこそ監禁しちまう勢いなんだけど。」と心配そうに目線を合わせる。傷1つ付けたくない一心で、冗談とも取れない言葉を零し乍、「は、可愛いなんて言う奴お前くらいだよ。」と一笑。冷えた体が徐々に体温を上げつ、額に口付けを。)たしかに、風邪引いたらお前とくっ付けねーな。それは駄目だ、持たん。
トピック検索 |