chocolate smoke

もうダメ、＿＿＿い゛ッ、アァ゛！ハニーが待ってるって思ったから、少しでも早く会いたくて(扉の先に見つけた姿、世界の全てが恐ろしく不安を掻き立てる己にとって唯一と言える安心感を与えてくれるそんな彼に時折痙攣する瞼を浅くパチパチと瞬かせつつ痛いくらいに動く心臓と肺を落ち着かせる呼吸を繰り返して。希望が通れば見てわかるほどの雰囲気で肩を上下させ安堵の息を落とし＿＿続く余りにも魅力的な申し出に殆ど反射的な嬉しい悲鳴をギャ！と上げてからソワソワと落ち着かない雰囲気で躊躇った後に｢可愛いのはダーリン、君の方でしょ｣先ずは開かれる腕へ体を忍ばせてから未だ小刻みに震える片手を彼の腰へ回し抱き寄せるように力を添えて、もう片方の手を彼の手へ絡めた所で震えは収まり。一息つくような安堵感と穏やかな心境は短く、寒空の下にいたと言う先の言葉を頭の中で繰り返してはガバッと顔を上げて目線を合わせて)ハニー？！？！ダメじゃないか！風邪引いちゃうよ！！