とくめーきぼう 2019-12-28 15:15:07 |
通報 |
ふふっ。師匠お好きですよね、オムレツ。
( 表情こそ見えずとも、前を行く師匠の声は微かに、されど確かに喜色を纏っており。それが分かれば、思わず零れた笑みと共に朗らかな声を師の背中へ向けて。元来食事を取る必要のない彼にとって、自分の作る食事が声を弾ませる理由になっているのだから、喜びを感じない筈はない。彼が洗面台の前で身支度を始めたのを確認すると、「パンを焼いておきますね」と言い残して軽やかな足取りでキッチンへ向かい。焼き上がりが近付くと共に師の姿が見えれば、用意していた飲み物を彼の元へ運んで )
トピック検索 |