S(*W∀・´)SORA=雀 2019-12-26 11:47:20 ID:f8e3a5b97 |
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【草原/又兵衛/左近/慶次】
鍔迫り合っている二人は鍔迫り合いに集中しており慶次の方を振り向く暇は無かった。
「おッ......?俺の方を見ないとは.....かなり良い喧嘩じゃないの!!」
慶次は二人を呷りながら近付いていった。
又兵衛と左近は少し腹が立った。
「ジャマだっつの!!!今はそっちに気を配るトコじゃねぇっつの!!!!!!!」
「邪魔なんですよぉ阿呆~俺様を呷るとどうなっても知りませんよぉ~?」
又兵衛は慶次の方を振り向き呷るなと言う。左近はその隙を見て武器で思いっ切り又兵衛を押した。
又兵衛は崩れ左近を睨んだ。
「いいですねぇ俺様の隙をみつけれるなんて~だけど俺様はこれからこの阿呆(左近)をぐちゃぐちゃにしますよぉ?」
又兵衛は起き上がると獣の様な声を上げ、執行刃を投げた。
慶次はあまりの見幕に驚き少しずつ後ろに下がっていった。左近は気を引き締め、武器を構える──どんな事が起きるか解らない状況だった。
又兵衛は左近に飛びかかると執行刃を手にし、左近を叩き付けた。
叩かれた所は首と頭辺りで左近はよろけながら起き上がった。
「俺は.....三成様の......三成様の為に生きてきたんだ.....!!!あんたに負ける筈はねぇ.....死ぬ筈も......何もねぇよ.....!」
左近はよろけながらも又兵衛に突撃した。
「あんたが俺に勝つ要素はねぇ...!!!何処にも無いんだ!!!!!!」
左近は姿を消した。又兵衛は左近が居る所を知っている様な顔で執行刃を投げつける。
「阿呆は此処だなぁ??」
しかし執行刃を投げた所とは正反対の所に左近は居た。
又兵衛の隙を見て頭上から武器を振り下ろした。又兵衛は崩れ、ようやく観念した。
「次俺様にあったらどうなるか解るよねぇ?次はぜってーぐちゃぐちゃにして殺しますよぉ~?クゥウーーーーーーッ!!!」
獣の様な声を上げた又兵衛は美云伍帳を取り出し、お尋ね者を再び探し出した。
左近は又兵衛を見送り、引き下がった慶次は左近の方を見詰めた。
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