魔法使い 2019-12-19 22:59:46 |
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追加情報や用語のあれこれ
妖精
・ネックレス
金の鎖に無色の花をモチーフにした首飾り。
五つの花弁には、洞窟にてヨルちゃんが採取してくれた、薄桃色の中に銀や金といった様々な変色ラメを蓄え、淡く控えめに輝く宝石が嵌め込まれている。加工は妖精の里に居る仲間に頼み、以降肌身離さず身に付けている。
・無色の花
錠剤の薬と引き換えにヨルちゃんに魔法を教える前段階として、魔法使いが課した無茶な課題の花。
五つの灰色の花弁を持つ以外は何の変哲も無い外見だが、触れる、息を吹き掛ける、自分の血を一滴垂らす等の方法により、色合いが変化し対象の魔力適正を計る事が可能。生息地は不明。森のどこかにはある事だけは確か。本編では二つの洞窟で、一輪だけ咲いている姿を発見している。
ちなみにヨルちゃんが触れた時は、うっすらと緑色(微弱な風の素質)に変化させ、妖精はこの花の存在を知らず驚いていた。
余談:モチーフはリトマス紙
・洞窟(1)
無色の花の捜索時、狼に追われた際に発見。ヨルちゃんを洞窟まで逃がそうと妖精が幻惑の魔法を使用し、狼を撤退させた後、陽に当たらない場所に花があるかも、と探索。
ゴツゴツとした石や土で出来た足場は森の中よりもさらに悪く、周囲も最初は外からの光が僅かに照らしているが、中に進むにつれ暗闇に包まれ、体に纏わりつくようなじめじめとした湿気を伴った空気が奥から流れている。天井には逆さ釣りになり眠りにつく蝙蝠も見られる。
ほぼ一本道で、分かれ道を進んだ先に、天井から一筋の光が差し込む下に無色の花が一輪咲いており、それを採取し魔法使いの課題を達成した。
・狼
人食い。数は少なく、群れよりは単独で主に狩りをしている。数が少ない理由は、森には他に、魔物も生息しているのが原因。ヨルちゃんは、狼と魔物に追われた経験あり。
・洞窟(2)
妖精が発見し、ヨルちゃんを誘い探索した洞窟。仮称:宝石の洞窟、または宝箱の洞窟。
入り口は木々の根本にぽっかりと人間が一人入れる程度の岩石の穴。中はデコボコとした地面で歩きにくく、しかしぼんやりとした輝きを放つ光苔が光源代わりに、壁や足元に生え道を照らしてくれている。洞窟内にはスライムや魔石、魔石の成りかけの姿もあり。
洞窟の通路を抜けた先には、広々とした空間に巨大な地底湖が鎮座している。濁りの無い湖面は、底まで見通せそうな程透き通った蒼色。澄んだ空気中にはダイヤモンドダストの如く豊かな魔素が煌めき辺りを照らし、やや低い天井からは氷柱のように岩が突き出す中には、八面体の塔のような純度の高い水晶も入り交っている。岩壁の隙間に埋まった翡翠や深紅等の鉱石の輝きも漏れだし、珊瑚のような紫水晶の姿あり、さながら、秘密の宝石箱に迷い込んだかのような幻想的な光景が広がっている。
・魔素
世界に漂う自然の欠片。普段は目に見えないが、魔力のある者が意識すれば肉眼でもその輝きを確認可能。火や水等の内包する力によって色が異なる。
魔素自体に意思は無く、呪文や魔方陣等で誘導されれば、一つの大きな力と成る。しかし強すぎる力や組み合わせによっては、魔素同士が反発し暴発や魔法が失敗する原因にもなる。
森や川等自然の多い地に漂う魔素は力も強く、呼吸等を通し体に取り込めば、大地の実りは豊かになり、人ならば体が丈夫に、動植物も場合によっては新たな姿に進化する事例も。
・野菜
洞窟(2)にて、魔素によって姿を変える植物の話から、トマトや苺等鉢植えにて洞窟で育ててみよう、とヨルちゃんから発言あり。実行する時は、妖精も手助けすると約束を交わした。
・魔石
魔素の塊。魔素が豊富な地に自然と発生する。ある程度密閉された空間に発生しやすい為、森よりは洞窟で発見されやすい。結界等で模擬的に空間を作り出せば人工的な生成も可能。
最初は柔らかい小さな小石やビーズのような形から、長い年月を経て、吸収した魔素により硬度や純度の高い鉱石の姿へと変貌させる。
普通のツルハシでは歯が立たず、もし出来たとしても欠片が精一杯。正式な採取方法は本編にて今は不明。
魔石は指輪や首飾り等の装飾品に加工し魔力補助に使用可能。加工済みの魔石なら、石に蓄積された魔素が消費されても新たに注ぐか、漂う魔素を吸収させる事により力の補充は可能。しかし使いすぎれば何れ消耗し碎け散ってしまう。加工されていない石は蓄積された魔素が空になるまで、欠片は基本的には一度使用すれば砕けてしまう。
・スライム
低級の魔物。別名:掃除屋、もちゃ。
半透明な小さなゼリーのような球状の体。体はカメレオンの如く、周囲の景色に溶け込む擬態能力を持つが、思考能力は低い雑食。移動速度は遅く、それ故に主食は石や苔、植物等動かない無機物や有機物。物によっては消化に時間が掛かり、食事中はその場に留まりじわじわと物を溶かし嘱す。成長したスライムは動く生物や炎等も見境無し。
スライムの肉は美味しく無いらしく、他の魔物から狙われにくいのもあり、あちこちに生息している。
スライムを発見したヨルちゃんはペットにしようとしたが、妖精が危ないからと阻止。その後、ヨルちゃんはスライムを「もちゃ」と命名。
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