三丁目のミケネコさん 2019-12-14 18:03:49 |
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…もし煉獄さんが身内だからと判断を見誤った時、私が一等優しい毒で殺してあげます。貴方が壊れてしまわないように…只眠るように安らかに
(とても優しい貴方ならきっと飢餓に苦しむ姿を見る前にと頸を刎ねるだろう揺らめく炎の一閃で、それでもその後に残る後悔と罪悪感で押しつぶされてしまわないようそうなる前に自分が殺してあげるのだ意識を経ち廻る毒。己の中に潜む藤の呪いを安らかに眠らせてあげる為にと緩やかな笑顔で冗談めかしく誤魔化して何かを察した彼が眩しい笑顔を向けるのに繰り出される言葉はどうにも心臓を羽で擽るように焦れったく、嘘をつく太刀でもない彼だから其れが本心なのだと気付くと頬に朱の色が刺すとわたわたと目線を手元へ)
…れ、煉獄さん。えーっと、それは他の女性が聞いてしまうとあたかも貴方が私を好いている…と捉えてしまうのですが。ご冗談ならとてもたちが悪いですよ、
(之だから色男は、騒がしさを推し引いても整った顔立ちに申し分ない家柄はきっと世の女性なら先程の言葉だけでもいちころだろう。天然のたらしらしくこの方は要注意と心に言い聞かせ、毒の事も今も絡みつく柱としての重みも全てを打ち明けて欲しいなどこんな面倒臭い事さへも慈悲ありげに手を差し伸べる彼がなんとも愛おしく思えてしまう、不意に抱き寄せられ極端に近くなったその距離も太陽のような落ち着く香りも全て全てが作り上げてきた胡蝶しのぶを取り壊していく、生きる事が姉の願い…生きる事が彼の望みなのだと気づいた矢先に真っ白になっていく思考に相手の胸元に縋り付き)
…貴方は本当に姉に似ている。紛い物に頼るしかないこんな私にも情けを掛けてくれるのですね、もしまだ見えぬ死が近づいた時私の最後は貴方に看取って貰いたい。
(この毒が鬼を朽ちた時、地獄に堕ちる前だけは煉獄杏寿郎という太陽を見届けて死にたい其れでも復讐を捨て真っ当に生きる事は出来ないのだとそう告げて。)
(/なんとダラダラと長い分になってしまいました…、いえいえ!今後の方針として依存っぽくなってしまいがちになるかと思われますが熱烈な言葉にいまいち素直に返せない胡蝶はではありますがもう既に煉獄さんの想いにあたふたしております(笑))
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