ふれんず 2019-12-13 15:47:39 |
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あ…うん、こちらこそよろしく
(気がつけば彼女の一挙手一投足に自然と視線が釘付けになっており、自己紹介が終わり前の席へとやってきて腰を下ろすその直前にこちらへ向けて先程まで感じていた儚げなイメージとはまた違った花の咲いたような笑顔と共に声がなげかけられるとハッとして、まさかこのタイミングで声をかけられるとは夢にも思っていなかったようで一瞬呆気にとられたような顔でその表情を見つめていたが、すぐに気を取り直したようによそ行きの笑顔作り、にこっと笑いながら軽く片手挙げて応じて。それから程なくして最初の授業が始まるも頭の中は先程自分に向けてくれた彼女の笑顔のことでいっぱいで、ぼんやりしているうちにその授業も終わると、周りのクラスメイトたちは遅れてやってきた新たなクラスの仲間のことが気にはなっているがどう声をかけるべきかと様子を窺っているように見えて、そんな中自分だけが彼女の前の席へと歩んでいき「つむぎちゃん、でいいよね?あたしは秋月ミキ、一応このクラスのクラス委員をやってるんだ。もし、何か困ったことがあればなんでも相談してよ」こんなとき特別な理由をつけなくても声をかける口実になるからクラス委員という肩書きも便利なものだと内心そんなことを冷静に考えながら気さくな様子で声をかけて)
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