溺愛先生 2019-12-05 21:51:06 |
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可愛かったから俺は全然良いけど、なるべく気を付けろよ?真実の口…?へえ…何か面白そうだな…良いぞ、一緒にやるか。ん、あっちだな…行ってみよう。
( 頬を掻く彼も興奮して耳を出してしまう彼も可愛らしくてこちらの表情も緩み、可愛かったから自分は良いと告げるも一応は気を付けるようにと笑み浮かべたまま告げてポンポン頭を撫でてから手を離して。次に乗りたいもの等聞いてみれば彼の口から出てきた言葉にきょとんとしつつ何かそんなのが出てきた映画なんてのがあったな…なんて思いながら彼が行きたいならそれだけで行く理由になるため仁辺もなく頷いては有り体の嘘つきは手が抜けなくなるといった噂も聞くがあまり信用していなくて。手を引かれるままに着いていけば真実の口のアトラクションへ到着。そこには立体的な顔を模した壁に手が入るくらいの穴がぽっかり開いておりその出来は良すぎてレプリカだろうが、テーマパークにはどこか不似合いの異質さは少し不気味ですらあって。「…よく、出来てるな…もっと簡易なの想像してたけど…とりあえず…何かあったらことだから、まずは俺から入れてみるな。…よっ、と…ん、見たままの固くはない柔らかい材質だな…中には…何もない、か…でもそこまで深くなくて手首より少し上辺りまでしか入らないみたいだ…っ…!?」不可思議なものに大事な彼の手を入れさせるわけには行かず、まずは自分からと服の袖を軽く捲ってはゆっくり手を穴の中に入れていき。中の材質は人が怪我をしないよう柔らかな材質で出来ており程よい弾力がありまるで人肌のよう。そのまま奥まで手を差し入れるもそこまで中は思っていたよりも深くなく自分の手首より3、4cm上辺りまでしか入らなくて。実況中継のように中の具合等、彼に伝えては中には何もないため後は抜くだけ。まぁテーマパークのアトラクションだから良くは出来ているが所詮はこんなもの…そう思い、手を引き抜こうとした瞬間に驚きから息を詰めて。…手が抜けない。いや待て…そんなことが現実にあるわけがない。あんなのは映画の中でのフィクションであって現実に起こるわけが…落ち着けと自分に言い聞かせつつ手を引く。しかし一向に抜ける気配がなくて。……自分の気持ちに嘘をついているから…いやいやいや…流されるなっ!俺っ!そしてパニクるな!俺!大人なんだから落ち着いて毅然とした態度で…──実は後から分かったことだがこのアトラクション、緊張等で変に体に力が入ると中が締まり場合によっては抜けなくなる場合があるらしい。そうとは知らない自分は顔こそ笑顔だが抜けなくてパニックを起こしそうになっていて。しかし歳上の威厳を保ちたいが故に助けを求めることが出来なくて「…ッ…この口よっぽど俺の手、気に入ったみたい…なんて…ん…っ…く…、」冗談混じりでそう軽口を叩きつつ、引き抜こうとする手を締め付けられピクッと反応して )
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