溺愛先生 2019-12-05 21:51:06 |
通報 |
…勧めといてあれだけど…俺は…出来てない…なんか…卑怯な話だけどさ…俺の事、本当に好きかどうか分からなかったり…関係壊れるかもしれないってやっぱ躊躇して、な…。
( 彼の言葉はきっと冗談なんだ。でも分かっているのに胸の鼓動は速まる。静まれ落ち着け…そう何度も言い聞かせいつも通りに装ってみる。しかし彼からの無邪気な問いかけに何だか年上風吹かせてアドバイスしておいて自分は出来ていないことに後ろめたさを感じつつ素直に口にして。何だか落ち込んでしまったような彼に何だか此方も胸がざわめく。どうしてそんな顔…そんなにその想い人に気持ちが伝わらないのが悲しいのか…そう思っただけでチリチリと胸の奥が燻る。こんな感情を抱いて…彼が本当にその想い人と恋人になったなら…果たして自分は本当に笑顔で祝福が出来るのか…。そんなもやつきも生まれ気づけばジェットコースターの順番が回ってきていて目の前にコースターが止まる。今は…楽しまないと…彼が笑っていられるように…「アキ、俺達の順番だ。乗るぞ…一緒に…楽しもうな」心の燻りにはとりあえず蓋をして純粋彼とのデートを楽しもうと笑顔向けて声をかけて )
トピック検索 |